黒人版“國民の創生”、サンダンス2冠の「バース・オブ・ネイション」ソフト化
18/8/2(木) 21:02
「バース・オブ・ネイション」
サンダンス映画祭2016ドラマ部門でグランプリと観客賞を獲得した日本未公開作「バース・オブ・ネイション」のBlu-ray&DVDが、明日8月3日に発売される。
1831年に起きた、黒人奴隷による“ナット・ターナーの反乱”を題材に、指導者であるナット・ターナーの信仰と闘いを描いた本作。60人以上の白人が殺害されたこの反乱は、アメリカの南北対立激化をうながし、奴隷制崩壊を早める一因になったと言われている。
「フライト・ゲーム」「キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け」で知られる俳優ネイト・パーカーが、7年の歳月をかけて制作。彼は製作、監督、脚本、主演を担当した。パーカーのほかアーミー・ハマー、ジャッキー・アール・ヘイリー、ペネロープ・アン・ミラー、マーク・ブーン・Jr.、コールマン・ドミンゴらがキャストに名を連ねている。
本作は白人至上主義団体“KKK”を英雄的に描いたD・W・グリフィスの「國民の創生」と原題「The Birth of a Nation」が同じであることも話題になった。日本では第29回東京国際映画祭の特別招待作品として上映されている。120分に及ぶ特典映像にはメイキングのほか、短編「アメリカに変革を」、ナショナルジオグラフィックが制作したドキュメンタリー、未公開シーンなどを収録。さらに撮影台本やパーカーによる音声解説を楽しむことができる。
現在、予告編がYouTubeにて公開中だ。
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