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木村佳乃主演、40代男女の群像劇『あなたには渡さない』放送へ 夫役に萩原聖人、愛人役に水野美紀

リアルサウンド

18/9/1(土) 5:00

 木村佳乃が、2018年10月スタートのテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『あなたには渡さない』で主演を務めることが決定した。

【参考】“不倫したい男”の二大スター、斎藤工とディーン・フジオカの共通点

 本作は、連城三紀彦の1996年に刊行された小説『隠れ菊』を現代版にリメイクした、40代の男女が繰り広げる激しく濃厚なラブ・サスペンス。「決して負けたくない」との思いで戦う女性たちと、その渦中に巻き込まれ消耗していく男たちの激しくも美しい愛憎劇を描く。

 夫に裏切られ、思いもよらぬ困難に立ち向かうことになった主人公・通子を木村が演じ、夫の愛人として通子の前に立ちはだかる女を水野美紀、愛人に溺れた夫を萩原聖人、通子を密かに思う幼なじみを田中哲司が演じる。

 主人公の通子は、結婚して20年になる料亭の御曹司で板長を務める夫・旬平(萩原聖人)のもとに嫁ぎ、専業主婦として2人の子供にも恵まれ平穏な日々を送っていた。しかし、通子の前にある日突然、夫の愛人と名乗る女・多衣(水野美紀)が現れ、「ご主人をいただきにまいりました」と告げる。6年前から関係を持っていたと語る愛人・多衣は、通子に夫の署名入りの離婚届を突きつけ、さらに夫の母である亡き姑は、自分たちの関係を歓迎していたと明かす。また、夫の料亭は多額の負債で倒産寸前であることも発覚し、思いもよらなかった事実を次々と突きつけられた通子は、多衣に旬平との婚姻届を6000万円で買い取ってもらう形で費用を捻出し、自らが女将となって料亭を立て直すことを決意する。

■木村佳乃(上島通子役)コメント
・題材を聞いた時の感想
最初に「大人のドラマを一緒に作りたい」というお話をいただき、とても光栄でうれしかったです。私自身、ドロドロした良質のドラマを見るのがすごく好きなんですよ。小さい頃から親に隠れてコッソリ見ていました。見ちゃいけないって言われれば言われるほど、見たくなるものですよね(笑)。大人の方はもちろんですが、お子さんたちさえも惹きつけられるような作品にできたらいいなと思います。

・上島通子はどんな女性?
比較的若いうちに家業を持っている家に嫁いだわけですから、口を挟めないことが多いと思うんですよね。それでも「家を守ってくれ」という言葉に従って一生懸命に子育てをしてきたのに…。(突然夫の愛人から離婚届を突き付けられるなんて、)裏切られた気分になって全てが信じられなくなる気持ちは共感できます。

・共演者の印象
水野さんとは初共演ですが、これまでも舞台などは何度も見に行かせていただいていました。『奪い愛、冬』に出られていた時は妊婦さんでいらっしゃったんですよね? ビックリしました。私も妊婦の時にドラマを経験したことはありますが、あんな体力は普通出ないですよ! そんな水野さんと今回バトルがたくさんあると伺ってドキドキしております…! 夫役の萩原さんとは何度も共演させていただいていますが、本当に男らしくて優しくて自然体な方。大先輩ですが、一緒にいてとても居心地がいい方です。田中さんは、水野さんと同じく初めてご一緒させていただくのですが、すごく芸達者な方ですよね。とても楽しみです。考えてみるとすごく濃い4人ですよね。お芝居バトル、頑張ります!

・40代の男女の愛憎物語の魅力
若い方の恋愛ドラマももちろん大好きで私もよく見ますが、大人になると配偶者や子ども、仕事や介護など若い時とは違う悩みが出てきます。そんな中での恋愛は、より複雑になると思うんですよね。時には愛情が愛憎に変化することも…。そういうところが大人の恋愛ドラマの醍醐味で面白いところなのかなと思います。

■水野美紀(矢萩多衣役)コメント
・題材を聞いた時の感想
原作小説を現代版にアレンジされるとお聞きして、より濃厚な大人の情愛が描かれるのではないかとさらに興味が沸きました。普段の生活の中で自分のドロッとした感情を表に出すことはほぼないので、こうして役を借りて相手にバトルを仕掛けたりドロドロした思いをストレートに言葉にして出せたりするのが、とっても楽しみです! 濃厚なヒューマンドラマになると思いますので、ぜひ私たちをご自身に置き換えて疑似体験として楽しく端から見ていただければと思います。

・矢萩多衣はどんな女性?
「ご主人をいただきにまいりました」と言えてしまうメンタルを持った人は現代でもなかなかいないと思うんです。私はこれを手に入れたい、自分のためにこうしたい、ということが清々しいほどハッキリしているところが、ある意味うらやましいですね。もしかしたら対面した奥さんがキレイだったから余計にカッ! と競争心のギアが入ったのかも(笑)。多衣の抱える愛は相手を思う純粋な愛というだけでなく、嫉妬などのいろいろな感情が渦巻いた愛のような気がしますね。

・共演者の印象
木村さんはとても明るくて可愛らしいイメージしかないので、バトルになったときにどういう表情をされるのかが楽しみなのと同時に怖くもあります。萩原さんは女を深みにハマらせる得体のしれない色気を持つ役どころがすごく合う方だなと思いますね。

・40代の男女の愛憎物語の魅力
勢いや若気の至りではない40代の大人のバトルって可愛げがないですし、もうひたすら怖くないですか? いろいろ身に付けている同士だから悪知恵も働くし、相手を傷つけるための語彙力や手段など、きっと持てる限りの武器を駆使して戦うでしょうね。お互いにかなりの痛手を負うのを覚悟してのバトルになると思いますね。犬も食わないどころの話じゃない、もう半径10m以内に近づきたくないほどの怖さですよ(笑)。実際は絶対そこに入りたくないし、そうはなりたくないけど、ドラマとして見ている分にはとっても楽しいと思います。

・もしも水野さんが突然、離婚届を突きつけられたら?
私だったらまず旦那さんに確認に行きますね。「こうやって女性から渡されたんだけど、これはあなたも望んでいることなのか」と。それで「そうだ」って言われたら、すぐにハンコを押します。その辺はアッサリしている方だと思いますね。たとえ「これは一時の気の迷いだな」と思ったとしても、不倫相手が離婚届を持ってくる程に盛り上がってしまっている状態の人たちに何を言っても無駄ですし、バトルをしたって余計に盛り上がるだけですから。そうしてあっさりハンコを押したら、多分フッと覚める瞬間があると思うんです。それでもしもまた戻ってきたら、その時は受け入れますね。

■田中哲司(笠井芯太郎役)コメント
・題材を聞いた時の感想
怖いです。もう「怖い」しか出てこない(笑)。私生活ではあんまり巻き込まれたくないですが、そこはドラマの醍醐味なので。思う存分グチャグチャしていきたいなと思います。

・笠井芯太郎はどんな男性?
(通子に対する)報われない片思いを抱いている、大人の純愛を貫く人だなと感じました。奥さんがいるのに別の人にずっと思いを寄せているという特殊な役どころ。これまでそういう役はあまりなかったので楽しみです。

・共演者の印象
木村さんは、ご飯を食べながらテレビを見ていても「おっ!」と目を引くような潔い演技をする方だなという印象です。どこかちょっと命を削っているような演技をされるというか。今回初めてお芝居で絡めるのがすごく楽しみです。そしてそれは、水野さんの演技にも言えることだと思うんですよね。今回そんな2人がぶつかるなんて大丈夫かな…? 僕と萩原さんで陰からコッソリ覗かせていただきます(笑)。

・40代の男女の愛憎物語の魅力
40代はちょうど脂が乗っている時期であり、いろいろ嫌なものを見てきた疲れ感も出てくる頃。4人共そういうものがいい具合に自然と演技ににじみ出てくるのではないかと思いますね。それがドラマの魅力にもつながるのではないかと思っています。

■萩原聖人(上島旬平役)コメント
・題材を聞いた時の感想
みんなが嫌っているようで、実は大好きな題材だと思います。「幸せになりたいと思って生きているけど多分なれないかも」「この先どうするんだろう」というスリリングな感じって意外と誰もが嫌いじゃないんじゃないかなって気がするので。幸せになれるかどうかは分からないですけど、人としてはいろいろ変われるきっかけになるのかなと思いますね。

・上島旬平はどんな男性?
根は誠実な男だと思っています。旬平はとても複雑で、不倫ではありますけど、角度を変えれば彼にとっては全てが正義と言いますか…。生きていればそういうことって、いっぱいありますから。僕はそうやって心がいつも動き続けていることも人間として大事なことのような気がしています。その根っこの部分を理解できれば、どう演じても成立するのかなと思っていますね。

・共演者の印象
僕は佳乃さんとも美紀さんとも何度も共演させていただいているんですけど、佳乃さんとは今まで、ほぼ絶対うまくいかない役ばっかりなんですよね(笑)。美紀さんとは恋愛の絡んだ役をやったことがないんですけど、舞台などもご一緒させていただいていますので、お二人共、とても信頼しています。

・40代の男女の愛憎物語の魅力
感情だけに任せないというか、感情を抑えてどう戦うのかが大人ならではのものになると思いますね。そして、その修羅場での戦い方が面白ければ面白いほど皆さんに見てもらえるようなドラマになるのではないでしょうか。

・「プロ雀士」になった以来初の連ドラ出演への意気込み
そもそも麻雀のプロ資格を取ろうと思ったのは、俳優をやる上での刺激が欲しかったというのもあるんです。それによって忙しくなることが逆にエネルギーに変えられるんじゃないかなと思ったし、ありきたりな表現になってしまうかもしれないですけど、“どっちも魅力的であればどっちも見てもらえる”ということにつなげたいなと思って。ドラマを見てくれていた人が麻雀の試合で「旬平、頑張れ!」と思ってもらってもいいですし、「昨日、満貫振り込んでたよ、この料理人は!」って思われてもいいですし(笑)。この2つの目的に向かって全力でやれていることで今、気持ちがちょっと若返った気がしているんです。自分の中で活性化しているのは事実。このお仕事もすごくワクワクしています!

・川島誠史(テレビ朝日)プロデューサーコメント
若者のドラマは数あれど、酸いも甘いも噛み分けた40代の男女が愛憎を爆発させたらどんなにスリリングでどんなに魅惑的だろう……そんな思いをもってこのドラマをお届けします。連城三紀彦さんの男女の機微溢れる小説を原作として、龍居由佳里さんが紡ぎだす激しくも切ない“大人の”愛憎劇の世界に、この秋あなたを誘います! 主演には、今、最も輝いている木村佳乃さん。画面を通して見ていても、思わず手を止めて見入ってしまう魅力を持つ方だと思っています。人を惹きつけて離さない通子という役を、これ以上ないほど魅力的に演じてくれることでしょう。その他にも、水野美紀さん、萩原聖人さん、田中哲司さんといった、比類なき芝居巧者が顔を揃えてくださいました。この4人がどんなめくるめく愛憎劇を繰り広げるか、どうぞあなたの目でお確かめください!

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