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思い、思われ、ふり、ふられ〈実写〉

20/8/10(月)

『思い、思われ、ふり、ふられ〈実写〉』 (C)2020 映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 (C)咲坂伊緒/集英社

やはり三木孝浩監督は、恋愛映画を撮るのがうまい。複雑な人間関係の中にある恋のさや当てなのだが、その感情の揺らぎといったものが極めて丁寧に描かれているのだ。何よりもこの作品の良い点は恋愛をベースにしながら今の若い人たちがほとんど感じていない「夢」、あきらめないで一歩前に踏み出してみようと言う将来への「希望」といったものをテーマに添えているところだろう。 『ゆうひが丘の総理大臣』も『金八先生』も。昔は正面切ってそれで青春ドラマが成立していた。今は説教くさい作品はあまり好まれない時代だ。でも恋愛映画を見ていたら思わず背中を押されてしまった。この映画にはその良さがある。だからおじさん(←私)も共感する。10代から50代までを引き込む力を持つのが三木恋愛ムービーなのだ。

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