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エリソ・ヴィルサラーゼ ピアノ・リサイタル

20/1/5(日)

「魂が紡ぐ至高のロシア・ピアニズム」。チラシに書かれたこのキャッチコピーにまずやられてしまう。なにやら秘密めいた雰囲気が漂う「ロシア・ピアニズム」。この言葉に後押しされてこれまで数多くのピアニストを聴いてきたのだが、これが不思議と外れがない。キャッチをつける主催者としても、よほど自信がなければ付けられぬほど重みがある言葉かどうかは定かではないが、誰にでも簡単につけてはいないような気がするのは単なる気のせいだろうか。 なにはともあれヴィルサラーゼにはまさしく「ロシア・ピアニズム」のキャッチが相応しい。ドイツにフランスにイタリアにもない、ロシアだけが持つ独特のピアニズムの魔力。それを味わいたい方にお薦めしたいコンサートだ。

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