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ORANGE RANGEからdelofamiliaまで…変化し続けるコンポーザー=NAOTOの実力とは?

リアルサウンド

14/5/29(木) 17:00

 ORANGE RANGEのリーダーでほとんどの曲の作曲やアレンジを手がけるギタリストNAOTOこと廣山直人と、メジャーから独立し独自の音楽を追求するシンガーソングライターのRie fuによるユニットdelofamiliaが6月11日にアルバム『Carry on Your Youth』をリリースする。元々NAOTOのソロ活動として2007年にスタートしたdelofamilia。昨年3月にリリースされた前作『archeologic』以来、通算5枚目のアルバムとなる本作には元HIGH and MIGHTY COLORのmACKAzやSASSYも参加。インスト2曲を含むバラエティ豊かな作品に仕上がっている。

delofamilia – Roll

 シングル9作連続でオリコン1位を獲得。2004年にリリースしたセカンドアルバム『musiQ』では累計265万枚以上を売り上げ、日本ゴールドディスク大賞でアーティストオブザイヤーを獲得するなど2000年代のJ-POPを代表するバンドのひとつであるORANGE RANGE。その屋台骨を支えるNAOTOが音楽人としてのキャリアを歩むきっかけとなったのは電気グルーヴとの出会い。シンセから発せられる変幻自在のサウンドに魅了され、その後はYMOやハウスミュージックにのめり込んでいったという。そのため現在でも曲作りはギターではなくシンセが中心。プライベートスタジオで曲を作ったりミックス作業をするのが好きで「今でも机に座って延々と作業したりマイクを立てている時間の方が圧倒的に多い」という。ORANGE RANGEといえばキャッチーなバンドサウンドが印象的だが、2012年には全編ほぼ打ち込みで制作されたアルバム『NEOPOPSTANDARD』もリリースしている。

 好きなモノは何でも取り入れ、自己流に仕上げるまるで「おもちゃ箱」のような作風。他の類を見ないNAOTOの音楽性は以前からミュージシャンや音楽関係者の間でも評価が高い。事実、SCANDALやHOME MADE 家族、でんぱ組.incなど人気ミュージシャンに楽曲提供やプロデュースを行っていることが何よりの証明だろう。元ストーン・ローゼスのシンガー、イアン・ブラウンはロンドンで行われた自身のソロツアーにNAOTOを招き入れ「今夜はスペシャル・ゲストを呼んでいるんだ。はるばる東京から、日本一の音楽スター、ナオトだよ」と紹介し共演も果たしている。ORANGE RANGEはあくまで「歌が中心」と公言し、バンドでの響きや組み立てを重視している彼だが、ソロ・プロジェクトとして始まったDelofamiliaでは才気煥発。これまでリリースされた4枚のアルバムでも何が飛び出すか分からないその「変態性」を遺憾なく発揮してきた。本作でもそれは変わらず、さらに進化したNAOTO流ポップミュージックを堪能できるだろう。

 Delofamiliaはアルバム『Carry on Your Youth』のリリースに合わせ6月から7月にかけ全国5カ所で行われるトリオ編成でのプライベイトなツアー、そして9月に東名阪3カ所で行われるフル・バンド編成のツアーが決定している。NAOTOの「いま」を生で観ることのできるチャンス、ファンはこちらもぜひチェックしておこう。
(文=北濱信哉)

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