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『書けないッ!?』生田斗真を襲う『富豪教師Q』視聴率2.8% 菊池風磨の“テヘペロ”も

リアルサウンド

21/2/7(日) 15:00

 生田斗真が主演を務めるドラマ『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(テレビ朝日系)が、2月6日に第4話を迎えた。

 『富豪教師Q』の撮影スケジュールはパンパン、圭佑(生田斗真)の頭もパンパンになりながらもなんとか脚本は第5話まで決定稿に向かっていた。東西テレビの東海林(北村有起哉)、松尾(長井短)、角(小池徹平)3人との打ち合わせ中に、ツルツルの男(浜野謙太)が出てくるほどに圭佑はかなりギリギリの状態。ボコボコに打たれながらも最後まで倒れない、まさに映画『ロッキー』のようだ。

 そんな圭佑にとって救いとなるのが、『富豪教師Q』第1話の初回放送。新聞のラテ欄には木曜21時枠に『富豪教師Q』のタイトル、誰がつけたのか分からない「史上最強に怪しい先生登場!?」という内容と、「八神隼人 木下マリヤ」の主演とヒロインの名前が。家族はもちろん、奈美(吉瀬美智子)の父母である重幸(小野武彦)、芳恵(梅沢昌代)に加え、仙川(菊池風磨)も集まり、21時にテレビの前で待機。夢中になってテレビにかじりつくみんなの顔、放送を終え笑顔で「面白かった!」と伝えてくれる感想が、圭佑にとっては何よりも癒しだった。あっという間の夢のような1時間から圭佑は気持ち良く酔っ払いそのまま就寝。しかし、翌朝、東海林からの電話で叩き起こされ、告げられるのが「個人視聴率2.8%」というゴールデンタイムのドラマとしてはあまりに低視聴率な数字であった。

 ここまでが第4話のおおまかなストーリー。ほかにも吉丸家では様々なことが並行して起こっている。まずは仙川の口述筆記アシスタントがスタート。「ぴえんこえてぱおんですけどね!!」とJK語をレクチャーする余裕を見せるが、「資質」を「脂質」にしてしまうケアレスミスも。それを今度は「歯質」にして見せ、おまけに“テヘペロ”。圭佑を逆上させてしまう驚きの空気の読めなさだ。

 そんな仙川の間の悪さは、好意を寄せる絵里花(山田杏奈)を前にした時にも発揮されている。第3話で少々早すぎる絵里花の家庭教師を圭佑らに提案した仙川。「先生って呼ばなくていいよ。下の名前でいいよ」と絵里花に「俊也」と呼んでもらおうとアタックするが、絵里花の態度は変わらぬまま。それを空(潤浩)から「距離が縮まらない」といじられている様子も面白い。さらに会話は進み、圭佑の37歳という若さから、絵里花が圭佑と奈美の子供ではないことを知る。そこを詮索してしまうのが、仙川の悲しきデリカシーのなさである。

 絵里花の、顔も見たことのない本当のお父さん捜しがスタート。口が軽すぎるおじいちゃんこと重幸により、「村瀬陽太郎」「保険会社の営業」という情報はゲットしたものの、インターネット検索だけで本当のお父さんが見つかるのか……? 第5話ではお父さん捜しで絵里花が仙川に相談する場面も。さらに、奈美の書き下ろし小説のテーマが『富豪教師Q』と同じ「バンパイア」という新たな問題も勃発している。

 しかし、一番の問題は『富豪教師Q』の低視聴率。主演の八神隼人(岡田将生)は楽屋に引きこもり、原因は圭佑の脚本にされてしまう。圭佑に降板の危機が迫ってきた。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
『書けないッ!? ~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』
テレビ朝日系にて、毎週土曜23:30~0:00放送
出演:生田斗真、吉瀬美智子、菊池風磨(Sexy Zone)、小野武彦、梅沢昌代、山田杏奈、潤浩(ユンホ)、北村有起哉、小池徹平、長井短、浜野謙太、岡田将生
脚本:福田靖
演出:豊島圭介、YUKISAITO
ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
チーフプロデューサー:黒田徹也(テレビ朝日)
プロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)、尾花典子(ジェイ・ストーム)、宮内貴子(角川大映スタジオ)
制作:テレビ朝日、ジェイ・ストーム
制作協力:角川大映スタジオ
(c)テレビ朝日

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