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年末年始特別企画 第18回

水先案内人 相田冬二が選んだ2019年のベストムービー

 

『バーニング劇場版』 (2/1公開) 

         
 
 

『さよならくちびる』 (5/31公開)

         
 
 

『マチネの終わりに』(11/1公開)

         
 

共通点がある。どれも恋愛映画だということ。タイトルが8文字ということ。わたしの人生に密接に結びつくということ。

①の劇場用パンフレットにレビウを寄稿させていただいた。②のノベライズを書かせていただいた。③の撮影のために一ヶ月ほど海外で暮らすことができた。

あなたの愛しいひとは何処にいるのか。この3作品を観て、そのことを考えてほしい。①のヒロインは不在だ。②のヒロインはずっと旅をしている。③のヒロインは遠く離れている。

あなたが女性であれ男性であれ、愛しいだれかとの距離は、あなたにとって固有の感覚と感情と感性を授けてくれる。3つの映画たちは、そのことを肌感覚で伝えている。

いずれもハッピーエンドではない。だが、恋というものを経験してよかったと、思えるはずだ。

少なくとも、わたしの人生は、これらの映画と出逢えたことで、もうしあわせである。

『バーニング 劇場版』(C)2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved
『さよならくちびる』(C)2019「さよならくちびる」製作委員会
『マチネの終わりに』(C)2019 フジテレビジョン アミューズ 東宝 コルク

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