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Sexy ZoneとジャニーズWEST、『紅白』出場が期待された背景 2020年の活躍ぶりから考える

リアルサウンド

20/11/18(水) 6:00

 先日、『第71回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の出場歌手41組が発表されました。今年デビューしたSixTONESやSnow Manをはじめ、ジャニーズからは計7組が出場します。『紅白』出場が今も昔も大変な栄誉である一方で、非常に限られた枠である以上、ジャニーズに限らず、出場が叶わなかった歌手やグループ、そしてそのファンにとって、期待が大きいほどその落胆の大きさも計り知れません。

Sexy Zone

 ジャニーズの中でも、2020年、売上も知名度も大きく伸ばしながら、『紅白』の出場が叶わなかったグループがあります。それが、Sexy ZoneとジャニーズWESTです。筆者の個人的な感想ではありますが、ネット上の反応を見る限り、今年の非常に目立った活躍ぶりから、『紅白』出場を期待する声もひときわ大きかったように感じられました。ここでは、Sexy ZoneとジャニーズWESTの2020年を、筆者の観点から振り返りたいと思います(本記事での個人の呼称は、筆者の親しみを込めて、「くん」にさせていただきます)。

 2020年のSexy Zoneと言えばやはり、松島聡くんが1年9カ月ぶりに休養から復帰したことがビッグニュースとして挙げられます。中島健人くんがKing & Prince・平野紫耀くんとダブル主演したドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)や、菊池風磨くんが体を張った笑いで強烈な印象を残した『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)など、視聴者の目に触れる機会をこの1年で着実に増やしました。そんな中での5人体制の復活は、新たにSexy Zoneに興味を持った人にとっても大きなきっかけとなり、結果としてグループとしての存在感を強く印象付けるものとなりました。

 一方、ジャニーズWESTの2020年は、元々、春の全国アリーナツアーに加え、夏にはグループ初となる東京ドーム公演を含む東阪2大ドームライブが開催される予定など、大きなステップアップが期待された年でした。結局ライブはコロナウイルス感染拡大防止のために中止となりましたが、その分、テレビ出演で大きな存在感を示しました。重岡大毅くんは、今年の『24時間テレビ43』(日本テレビ系)にメインパーソナリティーとして参加し、番組内で放送されたドラマ『スペシャルヒューマンストーリー「誰も知らない志村けん ―残してくれた最後のメッセージ―」』で主演を務めるなど、演技での活躍が目立ちました。また、神山智洋くんと藤井流星くんがダブル主演し、舞台化もされたドラマ『正しいロックバンドの作り方』や、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」から今年地上波放送となった番組『パパジャニWEST』(TBS系)、重岡大毅くん、桐山照史くん、濵田崇裕くんによるCM日本ハム「中華名菜」など、グループ・個人問わず、多くのテレビ出演を果たした1年となりました。

 そして、この2グループ、Sexy ZoneとジャニーズWESTには、2020年の活躍を語る上で共通する点があります。それは、シングル曲が非常に好評だった、という点です。Sexy Zoneは「RUN」と「NOT FOUND」の2曲、ジャニーズWESTは「証拠」を表題曲としてCDシングルをリリースしました。実際、『RUN』と『証拠』は、一般社団法人日本レコード協会のゴールドディスク認定において、プラチナ認定(最低累計正味出荷枚数25万枚以上)を達成しています(2020年11月17日現在)。これはいずれも、Sexy Zoneのデビューシングル『Sexy Zone』、ジャニーズWESTのデビューシングル『ええじゃないか』以来となります。

Sexy Zone「RUN」Music Video(short ver.)
Sexy Zone「NOT FOUND」Music Video(YouTube ver.)
ジャニーズWEST – 証拠 [Official Music Video]

 筆者自身も、この3曲に感じる懸命さや力強さが、今のSexy ZoneとジャニーズWEST、それぞれのグループらしさで表現されていて、非常に気に入っています。CD売上という意味ではこれまで両グループとも、悪くはなかったものの、比較的伸び悩んでいた印象がありました。しかし、2020年に発表されたこの3曲は、今のSexy Zone、ジャニーズWESTそれぞれのグループが目指したい姿と、作品がリンクし、それが筆者を含むファンの心を掴んだ結果、売上が伸びたと考えています。それゆえ、2020年の活動に手応えを感じていたファンも多かった、そう感じています。

 Sexy ZoneとジャニーズWEST、2020年における両グループの活動は非常に意味があり、結果も十分に伴ったと言えます。確かに、『紅白歌合戦』への出場は叶いませんでしたが、重要なことは、『紅白』に出場すること自体ではありません。自分たちがアイドルとして実現したいことにどれだけ真剣に取り組み、ファンに伝え、いかにファンの心を着実に掴んでいくか、それこそが重要と考えています。今年のような心を掴む活動が今後も続けば、『紅白』に出場するしないに関わらず、必ず彼らの努力は大きな実を結ぶはず。そう強く感じることができた、Sexy ZoneとジャニーズWESTの2020年でした。

■ジャニヲタおじさん
ジャニヲタのおじさん。1974年生まれ。福岡県在住。AB型。妻、息子、娘の4人家族。ジャニーズを見て、かっこいいな、素敵だなと思ったことをTwitterやブログに記しています。
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