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名脇役列伝V 岡田英次&芥川比呂志生誕百年記念 インテレクチュアルズ

20/3/29(日)

『松本清張のスリラー 考える葉』(4/4〜9)シネマヴェーラ渋谷 特集「名脇役列伝V 岡田英次&芥川比呂志生誕百年記念 インテレクチュアルズ」(4/4〜24)で上映。 1958年に『点と線』『眼の壁』を発表した松本清張は、社会派推理作家の旗手として一躍人気作家となり、この年だけで邦画各社が5本の清張映画を競作した。東映作品『考える葉』は清張人気が定着した1962年の作品で、以後『警視庁物語』シリーズや『散歩する霊柩車』『怪談せむし男』などのミステリー、スリラー作品で腕をふるった佐藤肇が監督(佐藤肇には『吸血鬼ゴケミドロ』という稀代の傑作もある)。清張原作を戦中戦後の歴史の闇を描くもの、庶民の日常生活のひずみを描くものに大別すると、前者である『考える葉』は『球形の荒野』のようなスケールで、日本軍の隠匿物資をめぐるミステリーが鶴田浩二、江原真二郎らの主演で描かれる。構成が荒っぽいうらみはあるが、当時のムードにふれられるプログラム・ピクチャー。

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