武田航平 オレニ撮ラセロ!
SNSもチャンスに!悩むよりやってみることが大切
不定期連載
第88回
阿部亮平さんと山根和馬さんからなるTikTokerユニット「純悪」のゲスト回ラストとなる今回は、俳優としての姿にフィーチャー。「純悪」をやったからこそ見えたことや今後の展望など、武田さんとの絡みを含め、気になる2人のこれからについても語っていただきました。
機材よりも、誰と何を撮るかが大事
武田 普段は動画を撮り合っている2人を、今回は僕が写真を撮影させていただきました。
阿部 すごく楽しかったよ。航平のインスタを見ていたから、写真を撮っているってことは前から知っていたし。
山根 純悪の格好でもよかったかもね(笑)。
武田 これまでたくさんの方に登場していただきましたけど、だいぶ雰囲気が違う回になったなと。やっぱり2人はカッコいい! カメラにしっかりと気持ちを向けてくれているのが伝わってきましたし、映画のワンシーンのように切り取れたので、僕もすごく楽しかったです。
阿部 昔からの仲間と久々に会えたということも楽しかったよね。初めましてで撮っていただくとなると、どうするのがいいかなっていろいろ考えるけど、航平となら難しく考えず自然体でいればいいやって思えたし。普段の仕事とはまた違った感じだったな。
山根 リラックスしてカメラの前にいられたから、誰がシャッターを押しているかっていうのは大事だなと感じたね。写真もそうだけど、動画にもできたらよかったね。
武田 記事が掲載されるタイミングで、お2人と作った動画を公開できたらいいなと思っているんですが。
阿部 そうだね。本当に作ろう!
山根 ひとつの行動が次につながっていくっていうのがいいよね。俺らがやりたいことに参加してもらう、航平がやりたいことに俺らが参加する。そうやって、いくらでもできるからね。
武田 2人と話していると、そうだなってうなずくことが本当に多い。すごく刺激的な時間になりました。僕がいうのも変ですけど、本当にたくさんの人に「純悪」を見てほしいです。クスッと笑えるところもあるし、「純悪」の動画に救われる人もいると思うんですよ。
山根 そんなに褒められると何も言えなくなっちゃうな(笑)。今は2人でやっているけど、今後はずっと踏ん張ってきた役者の仲間たちを「純悪」の世界に引きずり込みたいの。どんどんファミリーを増やして、それでみんなで映画を作っちゃうぐらいまでいけたらいいなって。
武田 楽しそうですね! 今はiPhoneでも映画が撮れる時代ですもんね。
山根 お金をかけて撮ることよりも、誰と何を撮るかってことの方が大事だから。もちろん、クオリティが高いことにこしたことはないけど、一番大切にしたいのは誰と何を撮りたいかという気持ち。話題になることで、「純悪」に参加してみたいなと思ってくれる人もいるだろうし。だから自分たちの可能性も広げていきつつ、人も巻き込んでいきたい。
武田 「純悪」ファミリーは増えていきそうですよね。僕の周りにも、今舞台ですごく活躍していて、今後映像にもいきたいって思っている俳優さんがたくさんいるので、そういう子たちを「純悪」に送り込んで、チャンスを掴んでもらうのもいいなと。
山根 ぜひ来てほしいね。
武田 若手の子たちも勇気をもらえると思います。若い頃って、悩むことも多いじゃないですか。
阿部 そうだよね。俺たちも悩んでいたしね。和馬とも航平とも、ちょうど悩んでいる頃に出会ったし。もしかしたら、今もこうして付き合っていられているのはそれが大きいかもしれないよね。
山根 そうかもなぁ。今は仕事がなくてもSNSなんかでやれることはいっぱいあるから、最近の子たちはチャンスがいくらでもあるからいいなと思うし、悩んでいる場合じゃないんじゃないかなとも思う。まずやってみることが大切だなって。
武田 そうですね。
「純悪」も変身したい!?
山根 TikTokやインスタグラムの中でも、役者としてできることはたくさんあると思うんだよ。もちろん、俺たちも最初からわかっていたわけではないけど。
武田 わからないことだからこそ、やれたときに強みになりますよね。
山根 そうやって注目していただけたおかげで、今は街で声かけられることも増えたし。やっぱり子どもたちに声をかけられるとうれしいよね。
阿部 そうそう、声をかけてくれる人たちの年代が変わった。今まで小学生の女の子になんて声かけてもらえなかったし(笑)。
武田 夢があるなぁ。
阿部 本当にそのうちNHKに呼ばれるかもしれないしな。航平みたいにイケメンの役もやってみたいし。俺も仮面ライダーに変身したい!
武田 「純悪」が変身したらめっちゃおもしろそうですね! 悪く見える2人が実は正義のヒーローだってなったら、ギャップがすごい(笑)。
阿部 東映さん、見てくれないかな、この記事。
山根 チンピラの格好から変身したらおもしろいね。ストレートに悪い仮面ライダーになっても、それはそれでおもしろいだろうし。
阿部 2人が揃わないと変身できないとかもいいよね。
武田 すでに子どもにも人気の2人が、日曜の朝に出てきたら喜ばれそうですよね。
山根 子どもたちは、俺たちをゆるキャラみたいなもんだと思ってるからね。
阿部 こういう格好をしている人は怖い人、っていうフィルターがないから。
武田 純悪がヒーローになる姿、見たいなぁ。企画を持ち込もうかな(笑)。
阿部 こうやって話すだけでもいろんな発想が生まれるからいいよね。「純悪」をやっていないとこういう話も出てこないわけだし。
山根 変身するとなるとハードルは高いけど、自分たちの範囲でできることはなんだろうって考えると、いろんな可能性が見えてくる。とりあえず、まずは航平と3人で動画を作ろう! そして、この記事が公開されるタイミングで動画も投稿したい!
阿部 「本当に実現した!」って楽しんでもらいたいね。
武田 ぜひよろしくお願いします! そして、読者の皆さんは楽しみにしていてください!
武田航平さんと阿部亮平さん、山根和馬さんのサイン入りチェキを3名様に! 応募の方法はこちら↓
プロフィール
阿部亮平
1980年3月26日生まれ、愛知県出身。2003年より俳優として活動を始める。2004年、ドラマ『WATER BOYS2』でテレビドラマ初レギュラー。その後もドラマ、映画、Vシネマなどで幅広く活動中。主な出演作に、映画『クローズZERO Ⅱ』『罪の声』『無頼』、ドラマ『今日から俺は!!』『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』など。
山根和馬
1984年3月6日生まれ、神奈川県出身。10代の後半からダンサーとして活動をスタート。2003年からは俳優としても活動の幅を広げ、2004年には映画『ハーケンクロイツの翼』にて小栗旬とともにW主演に抜擢。2008年にはDA PUMPに加入し、約5年間活動していた。2019年より、かねてより親交のあった俳優・阿部亮平とユニット『純悪』を結成。You TubeやTikTokなどで公開した動画が次々とバズり、注目を集めている。
武田航平
1986年1月14日、東京都出身。2001年に芸能界入り、同年に第14回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」審査員特別賞を受賞した。『仮面ライダーキバ』『仮面ライダービルド』などで人気を博し、現在はドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。2021年はドラマ『24 JAPAN』(テレビ朝日)に出演し、恋愛フェイクドキュメンタリー『フェイクラブ』(FOD)、ドラマParavi『理想のオトコ』が配信中。
写真/大塚秀美、ヘアメイク/田中宏昌(allure)、取材・文/榎本麻紀恵、動画BGM/DOVA-CYNDROME、撮影機材協力/Nikon(「ニコン Z 5」)