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佐々木蔵之介主宰・Team申、11年ぶりの本公演『君子無朋~中国史上最も孤独な「暴君」雍正帝~』7月から開幕

ぴあ

Team申 第5回本公演『君子無朋~中国史上最も孤独な「暴君」雍正帝~』

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俳優の佐々木蔵之介が自ら主宰する、Team申の第5回本公演『君子無朋~中国史上最も孤独な「暴君」雍正帝~』が7月17日(土)の東京芸術劇場シアターウェスト公演を皮切りにスタートする。

俳優の佐々木蔵之介が自ら主宰し、番外編である朗読劇も含め7作品を上演してきた演劇ユニット・Team申。この新作は朗読劇を除き、2010年にPARCO劇場で前川知大が作・演出した第4回本公演『抜け穴の会議室 ~Room No.002~』以来、11年ぶりの本公演だ。

舞台の着想は、20年に放送されたテレビドキュメンタリー番組『中国王朝 英雄たちの伝説」の第3章“過労に倒れた専制君主・雍正帝”で佐々木が中国ロケに訪れたのが発端であるという。

清の第五代皇帝で、玉座に座ることなく執務室で毎日20時間働くほど勤勉で、最期は過労死との仮説が有力視される“雍正帝”という埋もれた皇帝のユニークさに触れ「皇帝として規格外れなこの男の生涯を掘り起こし、光を当てて物語を紡いでいきたい」と、本公演につながった。

脚本には、同ドキュメンタリー番組を制作し、雍正帝についての詳細を調べ尽くした阿部修英。演出は劇団桟敷童子の主宰で、テレビドラマ『めんたいぴりり』の脚本でも注目された東憲司が務める。劇団で培ったユニークな演出で、シアターウェストに壮大な中国の空を描き出してくれることだろう。

出演はデビュー以来、ドラマや舞台、映画で活躍し、2020年放送のNHK連続テレビ小説『エール』に出演する等、実力派俳優への道をひた走ってきた中村蒼。そして映画やテレビドラマなどの映像作品でその実力を発揮してきた奥田達士、所属する演劇集団円を中心に幅広く活躍する石原由宇。さらに自身で旗揚げしたMASH'Companyでは演出も手掛ける河内大和など、そうそうたる顔ぶれが揃った。

スタッフとキャストからのコメントは以下。

<佐々木蔵之介・コメント>
ドキュメンタリー番組での中国ロケがきっかけでした。企画書には「一国の頂点にありながら、大臣や高官をすっ飛ばし、223の地方末端役人と直接手紙で1日20時間、罵詈雑言のパワハラ指示を出し続け過労死した、中国歴代200人の皇帝の中でも究極の独裁君主、雍正帝」肖像画は、くるくるパーマのカツラを被ったフランス国王ルイ14世風気取り。他にも数々のヘンテコ趣味のコスプレ画像あり。

撮影が進み、その「謎」「真相」に迫っていくうちに…この生き様を舞台にしたらオモロいかも?となり、旅の最後に阿部ディレクターに戯曲のオファーを。そのままの勢いで、桟敷童子の東憲司さんに演出をお願いしたところ、そのままの勢いで快諾してくださいました。そしたら、、、世界中が、こんなことに。

座右の銘に『君子無朋』と記した雍正帝。己ひとり、覚悟と責任を背負い、国の未来を導いたユニークすぎる孤独なリーダーのお話です。11年ぶりの自主企画本公演、無事に安全に愉快な公演であることを願うばかりです。劇場で皆様にお目にかかるのを楽しみにしております!

<東憲司(演出)・コメント>
「君子無朋」…孤独な暴君を描いた物語である。恐ろしき独裁者・雍正帝の血と涙の物語。この物語は三百年前の中国の話でありながら、現代日本に通じる人間の孤独と葛藤を浮き彫りにした戯曲だ。この演出の仕事を受けて身震いしている。佐々木蔵之介さん、中村蒼さん、他三名の精鋭の俳優と組める喜び、きっとスリリングな稽古になるに違いない。孤独な男の狂気とロマン…ぞくぞくする舞台になる筈だ。そんな気がしてならない。

<中村蒼・コメント>
雍正帝。初めてその名前を聞いて歴史を見てみるとこの人の政治が無ければ今の中国は存在しなかったと言っても過言では無いのかもと思いました。しかし統治期間はわずか13年という短すぎる時間のせいで陰に隠れてきましたが今回雍正帝の人生が舞台化される事で、このとても人間的な皇帝の名が少しでも世に広まれば良いなと思います。暴君雍正帝と言われますがその人が本当は何を思い生きていたのか。是非劇場でご覧下さい。

■公演情報
Team申 第5回本公演『君子無朋~中国史上最も孤独な「暴君」雍正帝~』

<東京公演>
7月17日(土)~25日(日)
会場:東京芸術劇場 シアターウェスト

<京都公演>
8月17日(火)~29日(日)
会場:京都府立文化芸術会館

ほか地方公演あり

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