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綾野剛と松田龍平が初共演! 沼田真佑の芥川賞受賞作『影裏』、大友啓史監督で映画化

リアルサウンド

18/11/27(火) 5:00

 綾野剛と松田龍平が初共演を果たす映画『影裏』が2020年に公開されることが決定した。

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 本作は、2017年の第124回文學界新人賞、同年の第157回芥川賞を受賞した、沼田真佑の同名小説を実写映画化するもの。今野は、会社の転勤で移り住んだ岩手で、同僚の日浅と出会う。慣れない地でただ1人、日浅に心を許していく今野。2人で酒を酌み交わし、2人で釣りをする、まるで遅れてやってきたかのような成熟した青春の日々に、今野は言いようのない心地よさを感じていた。しかし、日浅は突然、今野に一言も告げずに会社を辞めてしまう。しばらくして2人は再会をするものの、一度生まれた距離は埋まらず、会わないまま時が過ぎていく。そんな中、実は日浅が行方不明になっていることを耳にする今野。日浅を探そうとその足跡を辿るうちに、彼の周囲の人々の話から、今野は日浅の数々の影の顔、裏の顔を知ってしまう。

 今野役で主演を務める綾野と日浅を演じる松田は、今回が初共演となる。監督は、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史。自身が生まれ育った岩手県を舞台にしたヒューマンミステリーに挑む。

 撮影は今年7月、8月に、原作の舞台でもある岩手県にてオールロケで行われた。猛暑の中、綾野、松田、大友監督、そしてスタッフが一丸となり、数々のシーンを撮影。台本にも日々改良が加えられたという撮影について、綾野は「監督とスタッフと心の壁を探す日々だった」と語っている。

綾野剛 コメント
これほど愛おしく苦しく刹那な人を生きたことがありません。
私の中で静かに生きていた感情を、今野秋一は呼び覚ましてくれました。
そして日浅は、今野の中で生きる微かな影裏を見つけてくれた。そして照らしてくれた。
私はあなたを忘れません。
影裏で生きる全ての人々に出会えた事、大友監督の眼差し、各部署の愛、松田龍平さんが日浅であったからこそ、私は私で居られた。心から感謝します。

松田龍平 コメント
大友組のもと、『影裏』で日浅を演じました。
表があればもちろん裏もあって。
大抵の人は裏は見せないもので。
人によっては裏表なんてものは大して差がないのかもしれませんが。
まだワンシーンだけ撮影が残っていて、終わってないのですが、どんな映画になるのか、とても楽しみです。

大友啓史監督 コメント
原作を読んだ時、静かな文章と行間に宿る巨大なエモーションを感じ、すぐに映像化したいと思いました。震災以前、震災以降。変わらないものと変わりゆくもの。東京オリンピックの熱狂と喧騒に追いやられる前に、寡黙な東北人の身体の奥底に潜む感情に、真正面から触れておきたい。熱烈に「撮りたかった」二人の俳優、綾野剛、松田龍平両氏との地元・盛岡での濃密な撮影は、まるで東北の短い夏のお祭りのように、強烈に脳裏に沁みついています。良い作品に仕上げたいと思います。  (リアルサウンド編集部)

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