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ジャズピアニストの佐山雅弘が死去、生前最後のメッセージ公開

ナタリー

18/11/14(水) 20:34

ジャズピアニストの佐山雅弘が本日11月14日昼に死去した。64歳だった。

彼は2014年にスキルス性胃がんを発症して切除。治療に専念するため演奏活動を休止していたが、2017年にがんが再発して大腸に転移し、小腸への播種も発見されていた。今年7月にはフレットレスベース奏者の織原良次、ドラマーの福森康と結成した新プロジェクト、B'Ridgeによる1stアルバム「B'Ridge」をリリース。しかし同年8月、血液検査の結果が思わしくなく療養入院していた。

佐山のオフィシャルサイトには現在、彼が自分の死後に公開するために生前書いていた、ファンに向けてのメッセージが公開されている。

なお、11月16日に神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールにて開催が予定されているイベント「佐山雅弘 スペシャル・ピアノ・プロジェクトジャズ・トライアングル ~The 3 Pianists」は、本人の遺志により予定通り開催。彼の息子で、同じくジャズピアニストの佐山こうた、そして親交が深かったジャズピアニストの国府弘子が代わって出演する。

佐山は国立音楽大学作曲科在学中より音楽活動を開始し、1970年代中盤にRCサクセションのライブやレコーディングをサポート。1984年から現在までリーダー作として20枚、村上“ポンタ”秀一と結成したPONTA BOXとして10枚のアルバムを制作した。

佐山雅弘からのメッセージ

みなさま。佐山雅弘より

このお手紙がお手元に届く時、僕はこの世におりませんが、長きに亘ってのお付き合いにお礼を言いたくて家人に託しました。

加山雄三とタイガースが大好きな中学生。高度成長期大阪の衛星都市尼崎に親父が構えた小~さな小売商を継ぐことに何の疑念も持たないごく普通(以下)の子供がジャズとの出会いで、楽しさこの上ない人生を送ってしまいました。

まことに人生は出会いであります。

「君の身体は君の食べたモノで出来ている」と言いますが、まったく同様に僕という者は僕が出会った人々で出来ているのだとしみじみ実感したことです。

その出会いを皆様にあらためて感謝しつつ、今後益々の良き日日を祈りながらお別れをします。

ありがとう、さようなら

2018年11月14日 佐山雅弘

佐山雅弘 スペシャル・ピアノ・プロジェクトジャズ・トライアングル ~The 3 Pianists

2018年11月16日(金)神奈川県 ミューザ川崎シンフォニーホール
<出演者>
奥田弦(Piano) / 三舩優子(Piano) / 佐山こうた(Piano)
スペシャルゲスト:国府弘子(Piano)
ゲスト:HIDEBOH(タップダンス) / 平野公崇(Sax) / 石田泰尚(Violin)

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