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ヒャダインが語る「地下アイドルの強み」とは? カワユシ♥デビュー曲の“新奇性”に迫る

リアルサウンド

13/11/8(金) 10:02

20131108-kawayushi-02.jpgヒャダインが地下アイドルに楽曲を提供したと訊き、リアルサウンド編集部はイベント会場へ取材に行った

 ももいろクローバーZや私立恵比寿中学、でんぱ組.incなどへの楽曲提供で、アイドルソングに定評がある音楽クリエイター・ヒャダインこと前山田健一が、新たな試みに挑戦している。

 ネット番組『アイドル黙示録』にて、“地下アイドル界の風雲児”と呼ばれるアイドル事務所 「アリスプロジェクト」の全アイドル達が、総合プロデューサー・古坂大魔王から与えられた厳しい試練に挑戦。そこで勝ち抜いた5人のメンバーからなるユニット・アイドル妖怪カワユシ♥(以下、カワユシ)のメジャーデビュー曲として、ヒャダインはこれまでのアイドルソングとは異なる、斬新な楽曲を提供したというのだ。

 ヒャダインがMCを務める地上波の音楽番組『musicる TV』(テレビ朝日)や、テレビ番組から派生したウェブの生放送番組『musicる マンディ』など、さまざまなメディアで紹介されている今回のプロジェクト。

 いったいなぜヒャダインは、“地下アイドル”に焦点を当てたのか。そしてカワユシのメジャーデビュー曲にはどんな“仕掛け”があるのか。

 11月4日、アリスプロジェクトの常設劇場P.A.R.M.Sにて行われた『musicる マンディ』の公開生放送現場に伺い、ヒャダイン本人にインタビューを行った。

20131108-kawayushi-04.jpgイベントでは『musicる マンディ』の公開生放送も行っていた

――カワユシのメジャーデビュー曲『カワユシ♥アラワル』は、とても個性的な楽曲ですが、そのテーマは?

ヒャダイン:“いろんな年代の融合”をテーマにしています。冒頭はヒャダイン的なサウンドから始まりますが、Aメロに入るとスピードも曲調もガラリと変わります。メロディーは僕が書いているんですが、アレンジャーを別の方にお願いして、80年代のアイドル・サウンドに仕上げてもらいました。その後、メンバーが自己紹介をするパートがあるのですが、そこは90年代の小室哲哉さんのサウンドを意識しています。Bメロでは2000年代のシェイクスピア・サウンドのような感じにして、サビは2010年代のヒャダイン・サウンドになっています。一曲の中でタイムリープというか、時間旅行ができる感じを意識しました。

20131108-kawayushi-03.jpgカワユシのライブの模様。熱いコール&レスポンスが飛び交い、会場は一体感に包まれていた

――なぜ、そういったアプローチを?

ヒャダイン:カワユシの企画自体が破天荒な感じのものだったので、楽曲もそれに合わせて今までにないようなものにしたい、という思いがありました。その一方で、一聴した時から合いの手やコール&レスポンスといった“ヲタ芸”を入れやすいように、歌に隙間を作ったりといった工夫をしています。カワユシは地下アイドル出身で、ライブをやってなんぼのところがあるので、特にライブ会場で盛り上がるように曲を書きました。

――カワユシは、他のアイドルグループに比べてどんな強みを持っている?

ヒャダイン:一般的なアイドルのオーディションに受かって、最初からメジャーデビューを約束された子たちと違って、綺麗に養成されていないところが強みです。街でビラを配って、毎日劇場で歌い踊って、チェキ会や握手会に奔走して……と、本当に身を削ってやってきた子たちなので、雑草魂ともいうべきド根性があります。そのパワーを感じてもらいたいですね。

20131108-kawayushi-05.jpg“合いの手”は当日、ファン達とともに考案された

――詞には「手段は選ばない 這い登ってみせるよ」「一発でくたばるわけないじゃん!」といった強気なフレーズが目立ちます。

ヒャダイン:カワユシに関しては多くの人が「どうせテレビの企画モノとして、一発屋で終わるんでしょ」という風に思っているはず。でも、そこで終わらせないぞ、しがみついてやるぞ、という意志を込めました。地下アイドルとして一生懸命やってきた彼女たちのストーリーを、詞に託しています。

――最後に、カワユシの今後の展望を教えて下さい。

ヒャダイン:メジャーデビューして一般的に知られるようになったら、次はまた全然別のジャンルの音楽をやってみたいですね。プロデューサーの古坂大魔王さんも色んな音楽に造詣が深い方なので、一緒に相談しながら、これまでのアイドルがやっていない新しいアプローチを考えていきたいです。

 空前のアイドルブームの中、ヒャダイン楽曲を携えてデビューするアイドル妖怪カワユシ♥。そのチャレンジングな音楽性は、アイドルシーンにおいてどんな評価を受けるのだろうか。

(取材・文=リアルサウンド編集部/画像提供=アリスプロジェクト公式モバイル

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