長谷川白紙のニューアルバム『夢の骨が襲いかかる！』が5月29日にデジタル配信、7月8日に完全限定生産CDでリリースされる。

コロナ禍の中で急遽制作された同作は、ボーカルと鍵盤演奏のみで構成された弾き語りカバーアルバム。長谷川の記憶に残り続けている楽曲を独自の解釈でカバーしているとのこと。「新型コロナウイルスで大きな傷を負った世の中に少しでも早く音楽を届けるため」に急遽配信リリースに踏み切ったという。

収録曲はオリジナルの新曲“シー・チェンジ”をはじめ、んoonのカバー“Freeway”、崎山蒼志のカバー“旅の中で”、相対性理論のカバー“LOVEずっきゅん”、サンボマスターのカバー“光のロック”、サカナクションのカバー“セントレイ”、映画『アラジン』のテーマソングのカバー“ホール・ニュー・ワールド”の全7曲。ジャケットのアートワークはKOURYOUが描き下ろしたもの。

アルバムの発売に先駆け、収録曲“シー・チェンジ”が本日5月28日にApple Music、Spotifyで配信リリース。あわせてPVも公開された。
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長谷川白紙のコメント

これまでのわたしの曲の多くは、混沌とした膨大な細部が歌によって半ば強引に接着されるような構造を取ってきました。わたしはいつも装飾が本体に成り代わる瞬間を探してきたのだと思います。
では全ての装飾を取り除いたとき、わたしに残るのは素朴な身体だけなのでしょうか？おそらく違います。声の骨格や今回カバーさせてもらったようなわたしが出会ってきた作品にまつわる鮮烈な記憶の骨格は、わたしの中で絶えず再構築され続けています。そしてそれこそがわたしにとって、最初の装飾なのではないかと思いました。わたしの骨が生まれた瞬間、既にそこからデコレーションは始まっています。
それをみてください。
わたしは剥製や標本を作ったのではありません。これらの骨が単体で躍動し、目につくものに襲いかかり、夢を見せるところを想像しています。