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Vaundy、多彩な音楽性と配信ならではの演出で魅せた初ワンマン

ナタリー

20/9/3(木) 17:42

Vaundy(撮影:日吉"JP”純平)

Vaundyの無観客ワンマンライブ「大人間前夜」が8月30日にPIA LIVE STREAMで配信された。

「大人間前夜」はVaundyにとって初のワンマンライブ。4月に東京・渋谷CLUB QUATTROで同タイトルのワンマンライブが行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け公演は延期となった。これを受けて企画された今回の無観客ライブでは、Vaundyが5月にリリースした1stアルバム「strobo」の収録曲に加え、未発表の新曲も披露。彼はほとんどMCを挟むことなく、バラエティに富んだ楽曲群をスキルフルにパフォーマンスした。

開演時刻を迎えると、Vaundyがバックヤードを通ってステージに向かう様子が画面に映し出される。彼が言葉を発することなく、SpotifyのテレビCMソング「不可幸力」でライブはスタート。Vaundyはハンドマイクで踊るようにユラユラとステップを刻みながら歌唱し、徐々にテンションを上げていく。そしてコーラスワークが印象的なミディアムナンバー「life hack」を挟み、未発表の新曲が2曲続けて初披露された。最初に奏でられた新曲では、真っ赤な照明に包まれたVaundyがエレキギターをかき鳴らしながら熱唱。もう一方の新曲はサビを中心に英語詞が使用されたギターロックナンバーで、Vaundyはバンドと共にスケール感のある演奏を披露し、視聴者に新たな魅力をアピールした。

チルアウトムード漂うR&Bナンバー「napori」ではVaundyはハンドマイクで歌唱。フロアに降り立って臨場感のあるステージングを見せたかと思えば、2019年6月にYouTubeで発表されたVaundy初の楽曲「pain」では再びスタンドマイクを使用し、ピアノサウンドに乗せてじっくりとエモーショナルに歌い上げた。この日初となるMCでVaundyは、「今日は皆さんありがとうございます。いっぱいいろんなことを考えて今日という日を迎えているので、全部出していけたらなと思います」と挨拶した。Vaundyによる歌声とアコースティックギターの音色のみで構成されたバラードの新曲「極楽浄土」でライブは再開。彼は丁寧にアコギを爪弾きながら、柔らかな歌声を重ねた。

ライブ後半には、Vaundyの多彩な音楽性が堪能できるセットリストが用意された。ダンサブルなビートにシニカルな歌詞を乗せた「soramimi」では、点滅するライトの中で高らかに歌唱するVaundyの姿が画面に映し出された。間髪をいれず届けられたのは、Vaundyがアコースティックギターを奏でる牧歌的な「Bye by me」。さらに彼はオーケストラサウンドを取り入れた壮大なバラード「僕は今日も」で伸びやかな歌声を響かせた。

Vaundyは「今日はありがとうございました。次のライブで皆さんの元気な姿を見れるように祈っています」と視聴者に感謝を述べ、FOD、Amazon Prime Videoで配信されたドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌「灯火」、アッパーな「怪獣の花唄」を畳みかける。この日最後に演奏されたのは、ミュージックビデオの再生回数が1100万回を突破し話題を呼んでいる人気曲「東京フラッシュ」。配信されたライブ映像では、この曲のMVを再現するようなモザイク加工や残像のようなエフェクトがパフォーマンス中のVaundyにかけられていた。彼はリラックスした様子でこの曲を歌い上げ、初のワンマンライブを締めくくった。

Vaundy「大人間前夜」2020年8月30日 セットリスト

・Audio 001
01. 不可幸力
02. life hack
03. 新曲
04. 新曲
・Audio 002
05. napori
06. Pain
07. 新曲
08. 極楽浄土
09. soramimi
10. Bye by me
11. 僕は今日も
12. 灯火
13. 怪獣の花唄
14. 東京フラッシュ 

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