Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

中井貴一主演で志の輔らくご「大河への道」実写映画化!共演に松山ケンイチ、北川景子

ナタリー

「大河への道」メインカット

中井貴一主演で、立川志の輔による創作落語「伊能忠敬物語-大河への道-」が実写映画化。松山ケンイチと北川景子も出演する映画「大河への道」として2022年5月20日に公開される。

江戸時代、弟子たちとともに全国を歩いて巡り、日本で最初の実測地図を作ったことで知られる伊能忠敬。2011年に初演された「伊能忠敬物語-大河への道-」は、地図「大日本沿海輿地全図」(「伊能図」)の精密さに感銘を受けた志の輔が生み出した物語だ。“落語を超えた究極の話芸”と評され再演を繰り返す人気の演目で、10月にはビッグコミックオリジナルでマンガ版の連載もスタート。2022年1月には東京・PARCO劇場での再演も予定されている。

映画の企画は、同演目を観劇した中井が感動のあまり自ら志の輔に映画化の直談判をしたことから始まった。志の輔はそのときの様子を「中井貴一さんから『この落語、映画化したら面白いと思うんです。是非やらせてもらえませんか』とずいぶん熱いお電話を頂いて、『いやそんな、落語だから適当にやってますけど、映画だったら本当にいろんな事が厳密になって大変ですよ!』と言ったら、『勿論、適当過ぎるところは、埋めて参ります!(笑) 別に私が主演という事でなくても、プロデューサーでもスタッフでもいいから作りたい!というくらいの気持ちでおります』とおっしゃっていただいて。どんな形であれ中井さんが関わってくださるなんて最高の喜びです」と振り返る。

映画「大河への道」は、伊能忠敬を主人公にした大河ドラマの実現を目指す人々を描いた現代コメディと、200年前の日本地図完成に隠された秘話を描く時代ミステリーを交えた構成に。地元の偉人である忠敬で町おこしをしたい千葉県香取市役所の人々と、地図の完成を見ることなく死んだ忠敬の弟子たちによる一世一代の作戦を描く。監督は「花のあと」「二度めの夏、二度と会えない君」で知られる中西健二。大河ドラマ「おんな城主 直虎」やドラマ「義母と娘のブルース」の森下佳子が脚本を執筆した。

現代と江戸時代で1人2役を務めるキャスト陣。数少なくなった時代劇を通して日本人の在り方を考え直したいという思いを抱えていた中井は「肩肘張った時代劇を作っても、見て頂ける可能性は低い。でも、この落語を映像化したなら、現代も過去も、喜劇も、悲劇も無理なく、観易く描くことができる。そんな思いから、志の輔さんにご無理を申し上げたのでした。気楽に観れる、時代劇。でも、その中には、我々が教科書で習わなかった、驚くべき真実が…。必死で生きる人間たちの、大いなるロマン。是非、お楽しみになさってください」と語っている。松山と北川によるコメントも下記に掲載した。

「大河への道」は東京・新宿ピカデリーほか全国ロードショー。

中井貴一 コメント

この数年、数少なくなった時代劇を、日本の文化、伝統として残したいと思って参りました。容易ではないことは百も承知。
交通の発達により、海外が近くなり、より海外の影響を受けやすくなった今だからこそ、日本の真の美しさ、日本人としての心の在り方を、もう一度考え直したい。そんな思いでいた時、出会ったのが志の輔さんの落語でした。肩肘張った時代劇を作っても、見て頂ける可能性は低い。でも、この落語を映像化したなら、現代も過去も、喜劇も、悲劇も無理なく、観易く描くことができる。そんな思いから、志の輔さんにご無理を申し上げたのでした。気楽に観れる、時代劇。でも、その中には、我々が教科書で習わなかった、驚くべき真実が…。必死で生きる人間たちの、大いなるロマン。是非、お楽しみになさってください。

松山ケンイチ コメント

貴一さんとは久しぶりにご一緒させて頂きましたが、前の現場でも待ち時間に話をさせて頂いてる間いつも笑っていたのを覚えていました。
今回はその普段笑いながら話していた雰囲気のまま出来たような気がします。
景子さんも久しぶりでしたが、貴一さんの演技で笑いを堪えている表情を見ていて幸せな現場だなと思いました。
僕自身楽しんで遊びつくしたような現場でした。

北川景子 コメント

中井貴一さん主演の時代劇コメディとお聞きして、絶対に面白い作品になると確信しました。
時代劇がどんどん減ってしまっている現在、京都で映画を作れるということはどれほど贅沢なことか。
この作品に参加できとても光栄です。
撮影では中井貴一さんと松山ケンイチさんの掛け合いを見ているだけで何度も吹き出してしまいました!
中井さんとは初めて共演させて頂きましたが、中井さんの懐の広さや温かさを間近で感じ、言葉の選び方や人との接し方、現場での佇まいなど、人間として多くのことを学ばせて頂きました。この映画では「ピラミッド」と同じくらい、どうやったら人間にこんなに凄いことができるのか、という驚きの物語が隠されています。
私も一人二役を、振り切って楽しくやらせていただきました。
時代劇だからとあまり敷居の高さを感じず、是非お気軽に楽しんで頂ければ幸いです。

立川志の輔 コメント

伊能忠敬記念館で見たあまりにも正確な伊能忠敬の日本地図に感動し、これをなんとか落語に、と思い拵えたのがPARCO劇場で上演した「伊能忠敬物語-大河への道-」でした。落語を映画にするのは大変なことだと思いますが、脚本家の方が何度もチャレンジをして、ここまで世界を広げるのかと驚きました。俳優の方々が一人二役で現代と江戸時代を行き来する不思議な設定や斬新な映像表現など、ひょっとすると今までになかったような映画になるかもしれません。世界中が驚くべき伊能忠敬の偉業を、映画を通して感じて頂ければと思います。

(c)2022「大河への道」フィルムパートナーズ

アプリで読む