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大竹しのぶが「漁港の肉子ちゃん」で心温かに、Cocomi一家は試写で涙

ナタリー

「漁港の肉子ちゃん」完成報告会の様子。左から渡辺歩、稲垣来泉、明石家さんま、大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹。

劇場アニメ「漁港の肉子ちゃん」の完成報告会が本日5月26日に東京のグランドハイアット東京で開催され、企画・プロデュースを担当した明石家さんま、キャストの大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、監督の渡辺歩が出席した。

西加奈子の同名小説をもとにした本作では、漁港の船に住む母娘・肉子ちゃんとキクコに訪れる奇跡が描かれる。大竹が焼肉屋で働く主人公の肉子ちゃん、Cocomiが大人びた小学生キクコの声を担当し、花江はキクコの同級生・二宮に息を吹き込んだ。

まず映画化のきっかけを尋ねられたさんまは、「本当にすっごい長い話になるんですけどいいですか? 長いけど、そう面白くないんです」と冗談を飛ばし、さっそく会場に笑いを起こす。続けて「西加奈子さんとの出会いは『サラバ!』という本でして……」と言いかけるも、「いいですか? 時間取っても……」とMCやキャスト陣の顔を見やる。大竹が「時間をちゃんと取ったほうが面白いと思う」ときっぱり言うと、さんまは「い、いいよね!」と安心した様子。そしてたまたま本屋に置いてあった「サラバ!」のページをめくったところ、自身の名前が入った文章が目に入ったことを回想する。西の作品は大阪弁での文章表現が巧みであること、原作の「漁港の肉子ちゃん」が面白かったことから、映画化に動き出したと明かした。

試写で作品を観た大竹は「絵が本当に美しく、ストーリーや会話で心があったかくなる作品。家族で楽しめるものだと思いました」とコメント。横で聞いていたさんまが笑いながら「俺の前で家族って言う……」とツッコむと、大竹は「ごめんごめん、家族いないもんね」「家族がいる人もいない人も楽しめます」と冗談めかして訂正する。

Cocomiは「フラグがいろいろなところにあって、それを見つけるのが楽しかったです」と言い、「家族で試写を観たんですが、妹、おばあちゃん、母親も観終わったら目が充血していて。私も普段は映画を観て泣かないんですが、涙を流してしまいました」と振り返った。昨年双子が生まれた花江は「親の立場になってみて初めてわかる、肉子ちゃんの気持ちがありました」と述べ、思い入れの深さをうかがわせる。また「劇中で肉子ちゃんが物をバクバク食べるのですが、食べ物が全部すごくおいしそうで、観ているだけで楽しいと思いました。お腹が空いた状態ではあまり観ないほうがいいかもしれないです」と言ってさんまを笑わせた。

アフレコ時を振り返った渡辺は「ここまでの流れをご覧いただければわかるように、混乱はいたしましたが大変楽しい収録でした。アニメ収録の現場は過酷なことが多いですが、なぜか楽しい、不思議な空間でした」と述懐。Cocomiは関西弁と共通語が混ざるセリフに苦労したと言い、「さんまさんに細かく丁寧に指導していただいた」と回想する。するとさんまは「役はとんでもなく大変だったのによくクリアしたなと」と称賛し、「フルートをやっているのもあって、音符で関西弁を覚えるんですよ」とCocomiの耳のよさに感心しきりだった。

終盤には本作がアヌシー国際アニメーション映画祭2021で上映されることが発表に。また、主題歌「イメージの詩」を歌唱した10歳の子役・稲垣来泉も登場して「今も夢のような気持ちですが、完成報告会に登壇できてうれしいです」と挨拶する。オリジナル楽曲のアーティスト吉田拓郎が稲垣のバージョンを絶賛したことについて、さんまからコメントを求められると、稲垣は「歌のレッスンをしてもらったかいがあったなと思います」とはにかんだ。

さんまはスタッフグッズとしてマスクを500セット作ったと述べ、「ドラマでジャンパーを作るとなったら100枚くらい。でも今回数を聞いたら500だと。本当の人数はもっと多いんですが、予算の都合で500にしてもらって(笑)。500人以上がこの作品を一生懸命作っていただいたということに改めて感謝したいです。魂のこもった映画です」と深い感謝を伝えた。

STUDIO4℃がアニメーション制作を担当した「漁港の肉子ちゃん」は、6月11日より全国ロードショー。

(c)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

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