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女子中学生と国語教師の淡い恋、「リッちゃん、健ちゃんの夏。」特報公開

ナタリー

「リッちゃん、健ちゃんの夏。」ポスタービジュアル

大森歩の監督作「リッちゃん、健ちゃんの夏。」が10月1日から上映される。YouTubeで特報映像も公開された。

あいち女性国際映画祭2020などの映画祭でグランプリを受賞し、文化庁メディア芸術祭2020審査委員会推薦作品に選ばれた本作。劇中では、かつてキリシタンが隠れていた長崎の離島・黒島を舞台に、女子中学生と国語教師の淡い恋が描かれる。カネボウ「KATE」のモデルを務める武イリヤが主人公の中学生リッちゃん、「ナポレオンと私」の笈川健太が国語教師の健ちゃんを演じた。

特報には、黒島で自給自足する健ちゃんと、夏休みに彼を追いかけてきたリッちゃんの姿が収められた。寺尾紗穂による主題歌「あの日」も収められている。

このたび武と笈川からコメントが到着。撮影当時大学1年生だった武は「リッちゃんを演じる上で、先生を好きになったリッちゃんにすごく共感しました。中学生から見る先生は大人で、自分の世界ではない大人の世界にいる先生がリッちゃんにとってとても魅力的に映っていたのだろうなと思いました」と話し、笈川は「2人の時間の多くを長崎県佐世保市黒島で過ごしました。教会で行われるミサ、山にある巨木、綺麗な海や人通りのほぼ無い道あの空気が今でもハッキリと思い出されます」と回想した。

「リッちゃん、健ちゃんの夏。」は東京・アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。大森が監督した古川琴音主演の短編「春」と同時上映となる。

武イリヤ コメント

リッちゃんを演じる上で、先生を好きになったリッちゃんにすごく共感しました。中学生から見る先生は大人で、自分の世界ではない大人の世界にいる先生がリッちゃんにとってとても魅力的に映っていたのだろうなと思いました。黒島には初めて訪れたのですが、教会でのミサや島の人々の雰囲気は同じ日本のはずなのに、日本じゃないような不思議な感覚だったのを覚えています。佐世保の印象は、黒島の後に訪れたのもあって、「あー、日本に帰ってきた!」と感じました(笑)海や山、大きい商店街に沢山のハンバーガー屋さん、ワクワクの詰まった街並み、そしてとにかく魚料理がとても美味しかったです。黒島も佐世保も観光でいつか訪れたいと思います。
複数の映画祭においてグランプリを受賞させてただいたこと、凄く驚いたのと同時に沢山の 方々にこの作品が届いているんだと実感しました。
いよいよ劇場で公開されますが、一人でも多くの方々の心にリッちゃん、健ちゃんが残ってくれたら嬉しいと思います。ぜひ、劇場でご覧ください!

笈川健太 コメント

中学生のリツ子から好かれる教師という役どころでしたが、健ちゃんは学校では人気のない教師なので、この子は一体自分の何処を気に入ったのだろうと演じながら感じていました。突き抜けたコミュニケーションで踏み込んでくるリツ子には、逆に安心感を覚えていた記憶があります。2人の時間の多くを長崎県佐世保市黒島で過ごしました。教会で行われるミサ、山にある巨木、綺麗な海や人通りのほぼ無い道あの空気が今でもハッキリと思い出されます。映画祭でグランプリを頂いた時はオンラインという事もあり最初は中々実感を持てなかったのですが、お世話になった監督や俳優部からお祝いのご連絡を頂き徐々に実感しました。皆で作った作品が誰かの心に残っているなら、こんな幸せな事は無いなと思います。そしてこれから劇場にて公開されます。1人でも多くの人に2人だけの夏休みが残ります様に。まだまだ難しいご時世ではありますが、是非劇場で。元気に。「リッちゃん、健ちゃんの夏。」を鑑賞して頂きたいと思います。映画館でお会いできるのを楽しみにしております。

(c)渋谷TANPEN映画祭CLIMAXat佐世保2019 AOI Pro.

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