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森崎ウィンが明かす、『レディ・プレイヤー1』撮影秘話とユニットへの想い「僕の役目であるPrizmaXの扉になる」

リアルサウンド

18/4/20(金) 7:00

 EBiDAN(恵比寿学園男子部)の最新情報を紹介するネット番組として、公式YouTubeチャンネルにて配信されている『スタダゲート』。5月7日よりJ:COM全国番組『J:テレ』にて、装いも新たにEBiDANのすべてが詰まった番組に生まれ変わる。番組MCを務めるのは、EBiDAN 39&KiDSから選抜されたメンバーで構成されるユニット“BATTLE BOYS”だ。

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 今回リアルサウンドでは、都内で行なわれた『スタダゲート』第13回配信の収録現場を訪れ、撮影の様子を取材した。

 当日の収録には、BATTLE BOYSより、MCとして山中柔太朗と長野凌大、レコメンリポーターとして武藤潤、綾太、宮本龍之介、吉澤要人、石田亮太の計7名が参加。またスターダストプロモーション所属のアーティストをゲストに迎えたトークコーナーでは、PrizmaX 森崎ウィンが登場し、本日4月20日より公開される出演映画『レディ・プレイヤー1』についての話題が展開された。

 『レディ・プレイヤー1』は、アーネスト・クラインによる小説『ゲームウォーズ』をスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化したアドベンチャー大作。VRの世界“オアシス”を舞台に、創設者ジェームズ・ハリデーの全財産56兆円をめぐって、主人公ウェイドと仲間たちが3つの謎を解き明かそうと奮闘する模様を描く。

 やや緊張気味に「ウィンさん、お久しぶりです」と挨拶する長野を、森崎は登場してすぐに「え、今なんて言った?」といじったり、さりげなくフォローを入れたりして、場を和ませる。今回は“『レディ・プレイヤー1』公開企画! 教えてハリウッド~!”ということで、ハリウッド映画の撮影や俳優としての活動について、BATTLE BOYSが森崎に質問するコーナーが設けられた。そこで、長野の「質問ある人!」という掛け声とともに、一斉に手を挙げるレコメンリポーターたち。

 まず吉澤が「日本の映画とハリウッド映画で、ここが一番違うなって(思ったことは?)」と尋ねると、森崎は「労働時間ですね」と即答する。続けて「たまにイレギュラーで日曜日来てくれとかはあるんですけど、基本土日は絶対休みで、働くのは週5日なんですよ。朝が早い分、夕方5時とかに終わるので、ナイターのシーンはお昼に入るっていう。それもあって撮影期間を全部で約4カ月間とってたんでしょうね」と説明。

 また宮本が「共演された方とは、どんな会話をしたんですか?」と聞くと、「みんな日本に興味を持ってくれて、主演のタイ(シェリダン)は、“brother”って日本語で何て言うの?(って聞いて来て。)日本ではあんまりこういう呼び方しないけど、直訳すると“兄弟”だよって言ったら、毎朝“kyodai”って来るんですよ。たまにメッセージくれても“kyodai!”って(笑)。それこそ監督ご自身も“イチバン!”ってずっと言ってました」と声を弾ませながら振り返った。

 ほかにも「共演してスゴいなと思った俳優は?」(武藤)「スピルバーグ監督ってどんな人?」(石田)「海外での長期滞在で困ったこと、重宝したものは?」(綾太)などの質問に丁寧に答えていく森崎。俳優として役柄に真摯に向き合い、芝居を楽しむ様子が垣間見えた。収録後には、そんな森崎の囲み取材も行われた。

 本作では、デロリアンやガンダム、ハローキティ、『AKIRA』のバイクなど、日米の有名キャラクターたちも登場する。そんな中で森崎が演じるのは、日本人・トシロウ役。三船敏郎がモチーフになっている彼のアバター名は、“ダイトウ”である。森崎は、自身の演技で手応えがあった点について「殺陣を習ってたんですが、殺陣には刀を使ったお辞儀の仕方があって、それを監督に提案したんですよ。実際に監督の前でやって見せたら、“やろう!”って言っていただけて、実際にそれが使われたんです」と語り、喜びをにじませた。ほかにも台本にはないが、撮影中にアドリブで入れた言動が使われているシーンもあるという。

 またトシロウが放つ本編で唯一の日本語のセリフ「俺はガンダムで行く!」も、森崎が自ら考えている。「最初はガンダムに関連した有名なセリフをまんまパクって“ダイトウ行きまーす!“にしようとしたんですけど、原作ファンの方の気持ちを考えるとよくないかなと。ギャグっぽくなってしまうのも怖いし……。っていうので、色々考えた末に出たのがあのセリフなんですね」と経緯を明かし、「現場で日本語がわかる方はほかに誰もいないので、全部僕が決めなきゃいけないってことが、すごくプレッシャーなんですよ。あの一言だけなのに」と当時の心境を赤裸々に告白した。

 最後に、「『レディ・プレイヤー1』という作品を通して、ウィンというものを知っていただいて、そこからPrizmaXに繋がってくれれば、僕の役目であるPrizmaXの扉になるっていうのは果たせるんじゃないかなと思うので、ぜひPrizmaXも応援してください」と所属しているダンスボーカルユニットPrizmaXへの想いを口にする森崎。

 ハリウッドで一人で戦ってきた森崎は、アーティストとしても活躍の場を広げている。PrizmaXが、今年2月14日にリリースした9thシングル『yours』は、表題曲が1月期の土曜ナイトドラマ『明日の君がもっと好き』(テレビ朝日系)の主題歌に抜擢されていた。また6月2日のNHK大阪ホールより『PrizmaX Hall Tour Level7 ~FUSION~』も開催。このツアーに関して森崎は「僕らにとっても刺激的なライブになることは間違いないです! そして、僕らの目標である“アジアツアー“に近づけるツアーになるのではないかと思います。僕たちのライブは、お客さんを楽しませるということが肝にあるので、毎回違うPrizmaXを見せていきたいですし、ツアータイトルにも“Level”を加えているんですが、毎回そのレベルの数字が上がっていくごとに、僕らの表現力や成長を感じて頂けるライブにしていきたいと思います」と意気込みを語っている。森崎ウィンは、俳優としてもアーティストとしても、これからさらに大きくなっていくに違いない。(取材・文=戸塚安友奈/写真=小坂茂雄)

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