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アナ&エルサの絆と愛の物語、劇団四季「アナと雪の女王」まもなく開幕

ナタリー

ディズニーミュージカル「アナと雪の女王」より。

劇団四季によるディズニーミュージカル「アナと雪の女王」が、6月24日に東京・NOMURA野村證券ミュージカルシアター JR東日本四季劇場[春]にて初日を迎える。それに先駆け、本日21日に最終通し舞台稽古が行われた。

2017年、アメリカ・デンバーでのトライアウト公演を経て翌2018年にアメリカ・ニューヨークで初演されたミュージカル「アナと雪の女王」は、ディズニーの劇場版長編アニメーション「アナと雪の女王」を原作としたもの。ミュージカル化にあたり、アニメ版も手がけたジェニファー・リーが脚本を、「レット・イット・ゴー~ありのままで~」の作曲家コンビであるクリステン・アンダーソン=ロペスとロバート・ロペスが楽曲を担当。人気ナンバーに加えて新曲が多く盛り込まれた。劇団四季による日本版では、演出アソシエイトをエイドリアン・サープルが、日本語訳詞・日本語台本を高橋知伽江が務める。

劇中では、アレンデール王国の王女で、生まれつき持つ魔力によって身近な人たちを傷付けることを恐れ、城を飛び出した姉エルサと、彼女との絆を信じ、救おうとする妹アナの物語が紡がれる。

最終通し舞台稽古でエルサ役を演じた岡本瑞恵は、心を閉ざすだけでなく、その裏に潜むエルサの健気さや思いやりを丁寧に表現。また、1幕ラストに歌われる「ありのままで」では、透明感のある歌声に強さをにじませ、物語に弾みを付ける。一方、アナ役を演じた三平果歩は、絶妙な芝居の間と華、明るい歌声が役に似合った。アナと無骨で真っすぐな山男クリストフやトナカイのスヴェン、雪だるまのオラフとの掛け合いは、観る者の笑いを誘う。

氷を操るエルサの魔法シーンには、プロジェクション映像や大掛かりな舞台装置、ライティングなど、多様な技術が用いられ、繊細な粉雪からダイナミックな氷の柱までが表現される。また、北欧のノルウェーをヒントとした舞台装置のデザインは、クラシカルな落ち着きがありながら、アナとハンス王子が歌い踊る場面やオーケンが営む山小屋、姉妹の助けとなる隠れびとのシーンではステージ上に色があふれ、観客の目を楽しませる。キャストを使った“見立て”の演出もあり、見どころが盛りだくさんだ。

上演時間は休憩を含む約2時間25分。本作はNOMURA野村證券ミュージカルシアター JR東日本四季劇場[春]のロングラン公演第1弾となり、12月31日公演までのチケットが発売中だ。来年1月1日から6月30日公演までのチケット一般発売は7月4日にスタート。

岡本瑞恵(エルサ役)コメント

多くの方に愛されたアニメーション映画を舞台化した本作。このような大作の初演に参加できることを、大変光栄に感じています。

初めてこの作品に触れた時、エルサが自問自答を繰り返しながらも、自分を受け入れて解放し、前を向いて歩んでいく姿に強く共感しました。不自由な生活が強いられる今、作品にあふれる"愛"の力でお客様の心を解きほぐすことができるよう、精一杯演じたいと思います。

三平果歩(アナ役)コメント

アナはこの物語を照らす、太陽のような存在です。このような大役に挑戦する機会をいただき、光栄に思うと同時に身が引き締まる思いです。

誰もが知る楽曲の数々や、雪と氷の世界を表現した舞台美術も大変魅力的ですが、姉妹の愛と絆を中心としたストーリーには深い感動があります。この役を通して作品のドラマをしっかりお届けできるよう、一回一回の舞台を誠心誠意務めてまいります。

ディズニーミュージカル「アナと雪の女王」

2021年6月24日(木)~ロングラン上演
東京都 NOMURA野村證券ミュージカルシアター JR東日本四季劇場[春]

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

(c)Disney

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