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年末年始特別企画 第35回

水先案内人 平辻哲也が選んだ2019年のベストムービー

 

『ある船頭の話』(9/13公開)

         
 
 

『最初の晩餐』(11/1公開)

         
 
 

『蹴る』(7/12公開)

         
 

『ある船頭の話』は普通の監督なら、到底映画化できなかった企画だろう。あまりに地味すぎるからだ。しかし、オダギリジョー監督はそのキャリアと人脈を武器に、己の伝えたいことを貫き、地味だけども、大切なことを本作で描ききった。近年、観たことのない日本映画になっている。

『最初の晩餐』はMVや短編映画で活躍する常盤司郎監督の長編デビュー作。なにしろ、題名と脚本が出色。この脚本に惚れ込んだ実力派俳優が監督の期待に応えた名演を見せた。

『蹴る』は長期取材の賜物。パラリンピック競技になっていない電動車椅子サッカーに命をかける選手たちの姿を活写。そうしたスポットが当たっていない世界の一隅を照らすのが映画の役目の一つだ。

今回は邦画から選んだが、外国映画では『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が素晴らしかった。

『ある船頭の話』(C)2019「ある船頭の話」製作委員会
『最初の晩餐』(C)2019『最初の晩餐』製作委員会
『蹴る』(C)『蹴る』製作委員会

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