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Awich、クリスマスに仲間たちと熱狂的パフォーマンス「私たち1人ひとりの存在が一番のプレゼント」

ナタリー

20/12/28(月) 19:46

Awich

Awichのワンマンライブ「Awich Live 2020」が12月25日に東京・LIQUIDROOMで行われた。

クリスマスらしくサンタクロースの格好をしたMARZY(YENTOWN)がオープニングDJとしてフロアをしっかり温めたあと、ステージにはバンドメンバーである丈青(Piano)、秋田ゴールドマン(B)、みどりん(Dr)、社長(Manipulator)というSOIL&"PIMP"SESSIONSの面々と小川翔(G)、そしてAwichが登場。混沌とする世界に向けたメッセージが込められた「Awake」でライブの幕を開けたAwichは、続く「Shook Shook」で圧倒的なパフォーマンスを見せると、kZm(YENTOWN)を迎えた「NEBUTA」、JP THE WAVYとのコラボ曲「Bloodshot」を次々と披露し、オーディエンスを大いに沸かせた。

「私は強い女って見られがちなんだけど、そんなに強くない。そういうところも見せていきたい。別に強くなくていいんだよ。その次に何をやるかが大切だと思っています」と語ったAwichは、「私と凄腕ドラムのみどりんさんの一騎打ち。準備できてるの?(笑)」と告げ、みどりんと対面。2人が「Open It Up」でラップとドラムの音をぶつけ合う中、丈青は楽しそうに踊り、社長もパフォーマンスを煽った。ドラムのカウントからブルージーなギターソロが轟くと「POISON」がスタートし、ゆるふわギャングのNENEが登場。AwichとNENEは「本質的な愛の交歓=エロス」について熱く語ったあと、NENEのソロ作「夢太郎」に収録されている「名器」で妖艶な掛け合いを繰り広げた。

NENE退場後、Awichは娘と一緒に亡き夫の骨を海に散骨した過去を語ると、その経験を歌った「Ashes」を披露。続く「Revenge」では、“最大の復讐は、誰かを傷付けることでも憎むことでもなく許すこと”という決意のような思いを歌った。ライブ終盤、不穏なビートとともに始まったのは「洗脳」。AwichとゲストのDOGMA、鎮座DOPENSSSが個性あふれるマイクリレーを繰り広げ、フロアの盛り上がりは最高潮となった。

恋愛の切なさと高まりを歌ったラブソング「Bad Bad」でライブは締めくくられたが、鳴り止まない拍手によりアンコールがスタート。「今日来てくれたからには聴いて帰っていただかなくてはならないあの曲がありますよね。こうして集まってくれた感謝の気持ちと来年はいい年になるようにって気持ちを込めて」と語ったAwichは、映画「サイレント・トーキョー」のエンディングテーマである「Happy X-mas(War Is Over)」のカバーを披露した。さらに「一番のプレゼントは今あなたたちが存在すること、私たちが存在すること。私たち1人ひとりの存在が一番のプレゼントなんだよって願いを込めた曲です」という言葉からAwichは、ラストナンバーとして「Present」をパフォーマンス。MARZYと一緒に楽しそうに手を叩きながら歌った彼女は、高らかに「I LOVE YOU!」と叫んでステージをあとにした。

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