奈良美智の感性が凝縮した写真約200点。タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて奈良美智個展開催
18/7/2(月) 10:00
奈良美智《SAKHALIN》、2014年、ピグメントプリント (c) Yoshitomo Nara / Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film
奈良美智による写真約200点を展示する奈良美智個展『Sixteen springs and sixteensummers gone―Take your time, it won’t be long now』が、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて7月7日(土)より開催される。
世界的な人気を誇るアーティスト、奈良美智。絵画、ドローイング、彫刻などの作品で知られる奈良だが、10代の頃から感性の赴くままに写真を撮りためてきたという。創作の日々や旅を記録した写真作品は、写真集『the good, the bad, the average …and unique. 奈良美智写真集』、『奈良美智写真帖2003-2012』などを通じて知られ、2017年には写真展『Will the Circle Be Unbroken』を代官山ヒルサイドプラザにて開催した。
そして今回、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで展示されるのは、2014年から約5年間にわたり撮影された写真群から選出した計約200点。作品としての発表を前提とせず、見過ごされてしまうような風景や生命の価値を心に留めるように写真に収めることは、奈良にとって自身の感性を記録し鍛錬する行為であり続けたという。さまざまな風土、音楽、生命、歴史、風景、人々を撮影した写真群には、作家が走り続けてきた軌跡とその視線が無垢なイメージとして表出している。
絵画などとはまた異なる魅力を放つ写真作品の数々。奈良美智の眼差しで切り取られた世界をゆっくりと見つめてみたい。
【開催情報】
奈良美智個展『Sixteen springs and sixteensummers gone―Take your time, it won’t be long now』
7月7日(土)〜8月10日(金)タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて開催
【関連リンク】
新着エッセイ
新着クリエイター人生
水先案内