PFFアワードグランプリ「おばけ」が韓国の全州国際映画祭コンペに正式出品
20/5/20(水) 19:57
「おばけ」
PFFアワード2019でグランプリを受賞した中尾広道監督作「おばけ」が、第21回全州(チョンジュ)国際映画祭の国際コンペティション部門に正式出品される。
本作は、妻や子供から愛想を尽かされても1人きりで映画を撮り続ける男の姿を描く物語。主人公の映画作りを見守る“星”の声を、お笑いコンビ・金属バットの小林圭輔と友保隼平が担当し、音楽をTRIOLA、波多野敦子、松田圭輔が手がけた。日本では東京・ポレポレ東中野で公開される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となっている。
全州国際映画祭は、かつて韓国が誇る映画スタジオがあった全州市に映画の灯を再び灯すべく、2000年に設立されたインディペンデント映画祭。開催が延期された今回は、5月28日から6月6日にかけて実施される。無観客映画祭として審査委員と関係者の入場のみで実行し、9月まで映画館でラインナップ作品を一部一般上映する計画が発表された。
また、PFFアワード2019に入選した山口優衣の「雨のやむとき」、金子由里奈の「散歩する植物」、桑山篤の「フォルナーリャの聖泉」が、香港の第14回フレッシュウェーブ国際短編映画祭に正式招待されることも明らかに。ジョニー・トーがチェアマンを務め、若い才能の支援を目指す同映画祭は、6月5日から28日にかけて開催される。
さらに、今年はオンラインでの開催となるドイツの第20回ニッポン・コネクションに、PFFアワードから6作品の招待上映が決定。「フォルナーリャの聖泉」のほか、PFFアワード2018に入選した石井達也の「すばらしき世界」、PFFアワード2019に入選した橋本根大の「東京少女」、今村瑛一の「ビューティフル、グッバイ」がニッポンヴィジョンズ部門で上映される。JVTA(日本映像翻訳アカデミー)meets PIA Film Festival部門には、「散歩する植物」と「雨のやむとき」が選ばれた。
PFFアワード受賞作品 海外映画祭出品一覧
第21回全州国際映画祭
2020年5月28日(木)~6月6日(土)※一部6月9日(火)~9月20日(日)
国際コンペティション部門「おばけ」(監督:中尾広道)
第14回フレッシュウェーブ国際短編映画祭(香港)
2020年6月5日(金)~28日(日)
「雨のやむとき」(監督:山口優衣)
「散歩する植物」(監督:金子由里奈)
「フォルナーリャの聖泉」(監督:桑山篤)
第20回ニッポン・コネクション(ドイツ)
2020年6月9日(火)~14日(日)
ニッポンヴィジョンズ部門「すばらしき世界」(監督:石井達也)
「東京少女」(監督:橋本根大)
「ビューティフル、グッバイ」(監督:今村瑛一)
「フォルナーリャの聖泉」(監督:桑山篤)
「雨のやむとき」監督:山口優衣)
「散歩する植物」(監督:金子由里奈)
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