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鼓童の全国ツアー『鼓童“巡-MEGURU-”』11月から開催、21会場巡る

CINRA.NET

18/9/10(月) 17:30

鼓童の全国ツアー『鼓童“巡-MEGURU-”』が11月から開催される。

新潟・佐渡を拠点に国際的に活動している鼓童は、太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に可能性を見い出し、現代への再創造を試みる集団。1981年に『ベルリン芸術祭』でデビューして以来、50の国と地域で6千回の公演を行なった。

今回の公演では、住吉佑太が初めて演出を担当。2010年に鼓童研修所に入所し、坂東玉三郎の指導を受けた住吉は、2013年から「大太鼓」やソリストとして活動しているほか、作曲やアレンジなども手掛けている。同公演では、住吉作曲による新作も使用される。

『鼓童“巡-MEGURU-”』は、11月3日の香川公演を皮切りに全国21会場で実施。最終公演は12月23日に東京・後楽園の文京シビックホールで行なわれる。チケットは現在販売中。

住吉佑太のコメント

本公演は「巡」という言葉をテーマに据え、「景色が見える音作り」を大切にしながら、全編新曲で構成した舞台となっております。
森羅万象、巡らないものはありません。太陽と月、水や命など、循環しないものはありません。始まったものはやがて終わり、また始まる。
時空を超えて、何度も何度も。それは魂や人々の思いのような、精神的なものにまで至ります。
そうやって何万年も巡り、受け継がれてきた物語に、私たちは無意識のうちに影響されているのではないでしょうか。
どんな国や文化圏の人でも、同じように感じ取る心象風景があるとすれば、それは個々人の記憶や知識だけに起因するものではないように思えます。では、そこに共通するものとは何か。私たちはいつの時代も、その何かを追い求めて、芸術というものに触れてきたのだと思います。美術や音楽をはじめ、様々な芸術活動がありますが、そのすべては人間が生きていく上で、必ずしも必要なものではありません。
それなのに人類は、寝る間を惜しんで絵を描いたり、音楽を作ったりしてきました。
私も同じように、どうしようもなく曲を作りたくなる瞬間があります。自分の中に溜まった何かを、形にしたくなる感覚です。
魂の声を聞きたい。その衝動こそ、巡り巡ってきた一つの物語であり、この作品を通して、私が表現したいものでもあります。
鼓童の音が呼び覚ます心象風景を巡りながら、皆さんと一緒に魂を辿れたら。そんな思いで、一音一音、大切に奏でていきます。

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