“遠いお話ではなくて、とても身近なお話”、ほろびて「ポロポロ、に」開幕
ほろびて「ポロポロ、に」より。(撮影:渡邊綾人)
ほろびて「ポロポロ、に」が、昨日10月27日に東京・BUoYで開幕した。
細川洋平が作・演出を担う本作は、田中小実昌の短編小説「ポロポロ」を手がかりに立ち上げる作品。出演者には、浅井浩介、齊藤由衣、高野ゆらこ、はぎわら水雨子、藤代太一、青年団の和田華子が名を連ねている。
開幕に際し、細川は「声の大きい人には視線が集まります。その一方で、声の小さい人、声を上げられない人がそこにはたしかにいるということを考えながらこの作品を作りました。言葉にするのが得意ではない人から、言葉が漏れ出してしまう。それはつまり僕のことでもあるのです。これは遠いお話ではなくて、とても身近なお話です。ぜひ、ご覧頂きたいと思います。BUoYでお待ちしています」と制作に至った経緯を明かすと共に、来場を呼びかけた。
上演時間は約2時間。公演は11月1日まで。
ほろびて「ポロポロ、に」
2021年10月27日(水)~11月1日(月)
東京都 BUoY
作・演出:細川洋平
出演:浅井浩介、齊藤由衣、高野ゆらこ、はぎわら水雨子、藤代太一、和田華子