映画『デニス・ホッパー／狂気の旅路』の予告編が公開された。

12月20日から公開される同作は、『イージー・ライダー』『ラストムービー』などで知られ、2010年に逝去したデニス・ホッパーの生前の姿を捉えた作品。監督のニック・エベリングと、約40年にわたってホッパーの右腕だったサティヤ・デ・ラ・マニトウがホッパーと縁のある知人や友人のもとを訪れるドキュメンタリーとなり、実弟のデヴィッドをはじめ、ヴィム・ヴェンダース、デヴィッド・リンチ、ジュリアン・シュナーベル、フランク・ゲーリー、エド・ルシェらの証言と未公開映像をもとに構成されている。

ニック・エベリング監督自ら編集した予告編では『ラストムービー』の舞台となったペルー・チンチェロをサティヤが再訪する場面、『ラストムービー』やヴィム・ヴェンダース監督『アメリカの友人』、フランシス・F・コッポラ監督『地獄の黙示録』のホッパーの登場シーン、デヴィッド・リンチ監督『ブルーベルベット』撮影時のホッパーとリンチの姿、ホッパーの自宅のアートコレクション、「いつも不思議だった、どうやって映画業界でアートも両立させていたのか」「この男にとことん付き合うと決めた」「自分の人生の中でさえ私は脇役にすぎない」という言葉などが確認できる。

なお、1971年に発表されたホッパーの監督作『ラストムービー』が12月20日から約31年ぶりに日本で劇場公開されるほか、2月1日から『アメリカン・ドリーマー』『イージー・ライダー』が同時公開される。
{{ youtube url="https://www.youtube.com/watch?v=mLm32cp9HWs"}}