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樋口尚文と長久允が大林宣彦を語り尽くす、過去作から最新作「海辺の映画館」まで

ナタリー

20/7/31(金) 19:00

左から長久允、樋口尚文、映画評論家の森直人。

Web番組「活弁シネマ倶楽部」の100回記念特番がYouTubeで配信され、大林宣彦の監督作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」が取り上げられている。

番組には「葬式の名人」の樋口尚文と、「ウィーアーリトルゾンビーズ」の長久允が登場。4月にこの世を去った大林から影響を受けてきた両監督が最新作から過去作までさかのぼり、改めて大林が比肩することのできない存在であることを2時間かけて語った。

「海辺の映画館―キネマの玉手箱」について、長久は「大林さんの頭からお尻までの、今までのフィルモグラフィの全部入りみたいな。キャストもそうだし、物語と時代性にどうアプローチするかと、時代はさておきスクリーンを見ている人にどうアプローチするのかというものの込め方の集大成になっている。鳥肌が立ちましたね」と感嘆。一方で樋口は「大林さんは、生まれて映画を作り出してから、亡くなるまで映画を作り続けていた。1個の作品というものを超越して、ずっと映画を作ってきて最後は神がこのへんにしてくださいって(笑)」と、“集大成”という言葉は大林監督にはそぐわないと尊敬を込めて述べている。

大林が20年ぶりに広島・尾道で撮影した「海辺の映画館―キネマの玉手箱」は、原子爆弾投下前夜の広島にタイムリープした3人の若者の姿を追う物語。厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲、成海璃子、山崎紘菜、常盤貴子がキャストに名を連ねた。東京・TOHO シネマズ シャンテほか全国で上映中だ。

(c)2020「海辺の映画館—キネマの玉手箱」製作委員会/PSC

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