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海宝直人、多くの山を乗り越えての「イリュージョニスト」開幕に「楽しんでいただきたい」

ナタリー

21/1/26(火) 19:07

ミュージカル「The Illusionist-イリュージョニスト-」より。(撮影:岡千里)

ミュージカル「The Illusionist-イリュージョニスト-」が明日1月27日に東京・日生劇場で開幕する。それに先駆け、本日26日に公開舞台稽古が行われた。

「The Illusionist-イリュージョニスト-」は脚本をピーター・ドゥーシャン、作詞・作曲をマイケル・ブルース、演出をトム・サザーランドが手がける日英共同企画の新作ミュージカル。本作は、出演者とスタッフに新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたことから、開幕が延び、今回はコンサートバージョンの上演となる。

舞台は19世紀末のウィーン。劇中では、幻影の世界に生きるイリュージョニストのアイゼンハイムを軸に、彼と禁断の関係にある公爵令嬢ソフィ、その婚約者でオーストリア皇太子のレオポルド、ウール警部、そしてアイゼンハイムの面倒を見てきた興行主ジーガの姿が描かれる。ストーリーはとある事件をきっかけにがらりと雰囲気を変え、サスペンスタッチに進行。多彩な楽曲がオーケストラの生演奏に乗せて紡がれ、登場人物たちの心情を編んでいく。

キャストにはアイゼンハイム役の海宝直人のほか、皇太子役の成河、ソフィ役の愛希れいか、ウール警部役の栗原英雄、ジーガ役の濱田めぐみらがそろった。公開舞台稽古後、海宝は初日を迎えるにあたり、「たくさんの山を乗り越えて、ここまでたどり着きました。三浦春馬さんを失い、どのような形で公演をすべきか、僕自身も悩み、(周囲と)相談させていただいた」と振り返る。そんな中、チームが一丸となって“諦めずに観客に届ける”という思いで前進してきたという。「この作品は真実、うそ、何が正義で何が悪か?を問いかけています。自分たちで考えることが必要となった今の時代に合っている」と語る海宝は、コロナ禍によって人々が疲弊している現状にも触れ、「この作品をご覧になっていただいて、自分で考える善悪が、もう片方から見たら違うかもしれないと考えてもらえるような機会になれば。短い期間で作ってきましたが、明日はその苦労を感じさせることなく、楽しんでいただけるような舞台をお届けしたいと思っています」と言葉に力を込め、あいさつを締めくくった。

上演時間は休憩なしの約2時間、公演は1月29日まで。

ミュージカル「The Illusionist-イリュージョニスト-」

2021年1月27日(水)~29日(金)
東京都 日生劇場

脚本:ピーター・ドゥーシャン
作詞・作曲:マイケル・ブルース
演出:トム・サザーランド
出演:海宝直人、成河、愛希れいか / 栗原英雄 / 濱田めぐみ / 新井海人、池谷祐子、岡本華奈、伽藍琳、工藤広夢、斎藤准一郎、杉浦奎介、仙名立宗、染谷洸太、常川藍里、當真一嘉、湊陽奈、安福毅、柳本奈都子

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