佐藤大樹&佐藤寛太の 映画の処方箋、お出しします!
寛太が語る、大好きなスパイ映画3作品!
月2回連載
第35回
20/2/8(土)
今回は寛太さんのひとりトークをお届け! 映画について語らせたら止まらない寛太さんですが、特にハマっているというスパイ映画について語ってくれました!
マーベルが大好きな僕ですが、他にもハマっているシリーズものがたくさんあります。今回はアクションが魅力的なスパイもの3本を紹介したいと思います!
まず1作目は、『キングスマン』。この作品をおすすめしたい理由は、このシリーズはまだ2本しかないので、今からでもハマりやすいから(笑)。それと、今年の9月には前日談が描かれる『キングスマン:ファースト・エージェント』が公開されるというタイミングもあります。このシリーズは『キック・アス』とかを手がけているマシュー・ボーン監督のセンスが炸裂しているところがお気に入りです。
スパイものって命と命のやりとりの中で取捨選択をするシビアな状況が出てくるのですが、この監督の場合はシリアスになりすぎず、軽快な音楽とポップな演出でうまく乗りきっていくんですよね。
1作目のときも今の爆発で何人死んだ!?というシーンがあるのですが、ポップな感じになっていました。武器が仕込まれた傘とか英国紳士ならではの奇想天外なガジェットも、子供の夢を叶えてくれるドラえもんの七つ道具みたいで楽しいんですよ。
チンピラ仲間と過ごしていた少年がスパイ組織の“キングスマン”にスカウトされるっていうストーリーも、夢がある。もしかして俺にも可能性があるのかな?って少年ゴコロがくすぐられる展開になっています。
イギリスのストリートカルチャーを感じられるシーンから一転、ファンシーなスーツを着こなしてバトルするシーンがまたかっこいい! 師匠から弟子への教えが引き継がれてスパイとして強化されていく過程もしっかり描かれているし、誰が観てもすっきり気分爽快になれる映画だと思います。
ちなみに2作目の『キングスマン:ゴールデン・サークル』は、いきなりハイテクで壮大なスケールになっているので、まったく違う世界観が楽しめますよ。