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今泉力哉新作の主題歌は崎山蒼志、志田彩良も喜び「大興奮でした!」

ナタリー

左から崎山蒼志、志田彩良。

今泉力哉の監督作「かそけきサンカヨウ」の主題歌を、崎山蒼志が担当することがわかった。

窪美澄による短編小説をもとにした本作は、家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・国木田陽の葛藤と成長を描く物語。志田彩良が陽、井浦新が陽の父親・直を演じ、鈴鹿央士、中井友望、鎌田らい樹、遠藤雄斗、菊池亜希子、梅沢昌代、西田尚美、石田ひかりがキャストに名を連ねた。

主題歌は、崎山が本作のために書き下ろした「幽けき(かそけき)」に決定。志田は、同曲を初めて聴いた試写会を「全身がゾクゾクして、劇場の明かりがついた瞬間、隣で見ていた鈴鹿央士くんと2人して大興奮でした!!」と振り返り、もともと崎山のファンだったという今泉も「この映画にどんな歌を添えてくれるのかとても楽しみに待っていました。そしてそれはそれはすてきな歌が生まれました」と喜びを語った。また崎山は、「登場人物たちの会話などからもうかがえる小さなすれ違いや、それでもちゃんと向き合っていく様と共に、それらの空気感をできるだけ溢さないような、すっとでてくる音を言葉を待つように曲を制作しました」と明かしている。

「かそけきサンカヨウ」は10月15日に東京・テアトル新宿ほか全国で公開。

志田彩良 コメント

試写会で初めて完成した作品を観た時、エンドロールでこの曲が流れた瞬間に主題歌が崎山さんだという嬉しさで全身がゾクゾクして、劇場の明かりがついた瞬間、隣で見ていた鈴鹿央士くんと2人して大興奮でした!!
透明な物語が少しずつ色づいていき、最後に崎山さんの歌声と奏でる音が優しく包み込んでくれる事によってようやく完成する。エンドロールまでが一つの作品なんだと強く感じました。
皆さんにお届けできる日が待ち遠しいです。
是非エンドロールまでお楽しみ下さい!

今泉力哉 コメント

もともと大好きだった崎山蒼志さんが主題歌を書き下ろしてくれることになり、この映画にどんな歌を添えてくれるのかとても楽しみに待っていました。そしてそれはそれはすてきな歌が生まれました。
ふと口ずさんでしまう歌。暖かくも寂しい歌。そして声。その揺れ。
初号試写でエンドロールが流れた時、主題歌を誰が担当しているか知らなかった主演の志田彩良さんと鈴鹿央士さんが、その歌声を聞いて、クレジットが流れる前に、ともに(え!? 崎山蒼志!?)という反応をしていたのがとても微笑ましかったです。
私たちがそうであったように、この映画をみた方々が崎山さんの歌声とともにこの映画を記憶してくれたらこれほど嬉しいことはありません。
崎山さん、ありがとうございました。
みなさま、お楽しみに。

崎山蒼志 コメント

この度、映画「かそけきサンカヨウ」に曲を書き下ろしました。ワンカットワンカット、どこか儚さがあって、それでいて陰影がはっきりしている、輪郭のある映像が心地よく、正に普段私たちが生活する日常の機微を映画的に、映画の中に落とし込んだような空気感が素晴らしいです。登場人物たちの会話などからもうかがえる小さなすれ違いや、それでもちゃんと向き合っていく様と共に、それらの空気感をできるだけ溢さないような、すっとでてくる音を言葉を待つように曲を制作しました。
監督、演者の皆様、関係者の皆様、有難うございます。
そして、これを見ている皆様、ぜひお楽しみに!

(c)2020 映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会

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