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いま、最高の一本に出会える

《放棄地帯》 2019年 (c) Shinro Ohtake, Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo, Photo by Kei Okano

『大竹伸朗 ビル景 1978-2019』 約40年におよぶ“ビル景”の全貌が明らかに

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19/7/17(水) 0:00

水戸芸術館現代美術ギャラリーにて、『大竹伸朗 ビル景 1978-2019』が7月13日より開幕した。大竹が約40年間にわたって記憶の中から描き続けた“ビルのある風景画”の、新作を含む約606点が一堂に会している。

大竹伸朗は、1980年代はじめにデビューして以降、絵画を中心に、立体作品、版画、コラージュ、印刷物、音楽パフォーマンス、絵本、写真、エッセイなど、多彩な表現を展開するアーティスト。その活動は、現代美術の世界だけではなく、文字やデザインなど幅広いジャンルに影響を与えてきた。

2006年に東京都現代美術館で初回顧展『大竹伸朗 全景 1955-2006』を開催以降、国内外での個展や、光州ビエンナーレ(韓国)、ドクメンタ(カッセル)、ヴェネチア・ビエンナーレ(ヴェネチア)、ヨコハマトリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭をはじめ、さまざまな企画展にも参加している。

同展では、そんな大竹が1970年代から現在まで約40年間にわたり、“ビル景”という絵画シリーズを描き続けていることに注目。

“ビル景”とは、実際の風景をそのまま描くものではなく、大竹の中に記憶された、香港、ロンドン、東京といったさまざまな都市の湿度や熱、騒音、匂いなどがランダムにミックスされ、“ビル”という形を伴って仮想の風景を描き出される架空の風景のこと。

多数の未発表作品から最新作まで800点以上を調査し、シリーズ全作品集の発行とあわせて、可能な限り展示することで、“ビル景”シリーズの全貌を明らかにする。

関東の美術館での個展は、2006年の回顧展以来13年ぶり。大型の立体作品など新作数点を含む606点という圧倒的な作品数とスケールの同展から、ひとりのアーティストが数十年にわたり、自らの手で絵を描き、作り続けることの意味を感じ取ってみたい。

【関連リンク】水戸芸術館現代美術ギャラリー

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