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SMAPの楽曲を支える作家陣、その顔ぶれの傾向は? 最新作ではMIYAVI、中田ヤスタカ起用

リアルサウンド

14/6/24(火) 10:00

 SMAPがおよそ3ヶ月ぶりとなる通算53枚目のシングル『Top Of The World/Amazing Discovery』を7月16日にリリースする。ダブル・タイアップ、両A面シングルとなる本作。「Top Of The World」は現在放送中の「SMAP×SMAP」テーマソング。一方「Amazing Discovery」はユニバーサル・スタジオ・ジャパンの開業以来初となるテーマソングに決定、16日から放送されているCMにも起用されている。そして、それ以上に注目なのが両曲を制作した作家陣。「Top Of The World」はいしわたり淳治が作詞、作曲をMIYAVI、編曲をCMJKが担当 。「Amazing Discovery」はCAPSULEの中田ヤスタカが作詞・作曲・編曲を手がけており、本作は今をときめくトップクリエイターが集結して完成した作品なのだ。

 普段は裏方としてアーティストの影に隠れる作家陣。しかしジャニーズグループ、とりわけSMAPを手がけているのは実力派のそうそうたる面々だ。1991年のデビュー曲「Can’t Stop!! -LOVING-」以来、初期SMAPの楽曲を支えてきたのは作詞家の森浩美と作曲家の馬飼野康二。10枚目のシングル「$10」まで、実に8枚ものシングルがこの二人の手によって制作された作品である。その後はCHOKKAKUが作曲や編曲を担当した楽曲の割合が増えるようになり、1995年にはアルバム「SMAP 007 Gold Singer」をリリース。ブレッカー兄弟やオマー・ハキム、ウィル・リー他、ジャズ〜フュージョン界隈のトップミュージシャンが奏でる豪華極まりないサウンドは当時SMAPに関心のなかった音楽リスナーの間でも話題となった。この流れは翌年リリースのアルバム「SMAP 008 TACOMAX」にも引き継がれ、アルバムに参加したミュージシャンは後にSmappies名義でSMAPの楽曲をカバーしたインストアルバム「SMAPPIES Rhythm sticks」「SMAPPIES II」をリリースしている。

 彼らにとって転機となったのは1997年にリリースされた25枚目となるシングル「セロリ」。山崎まさよしの楽曲をカバーしたこの作品のヒットにより、SMAPは楽曲の制作に外部のシンガーソングライターを積極的に登用するようになる。1998年の「夜空ノムコウ(スガシカオ)」、2003年の「世界で一つだけの花(槇原敬之)」などはその代表だ。そして2008年、43枚目となるシングル「この瞬間、きっと夢じゃない」がHi-Fi CAMPによって制作されて以降は、若手からベテランまでジャンルを問わず実力派ミュージシャンがSMAPの曲を手がけるようになる。久保田利伸(そっと きゅっと)、LOVE PSYCHEDELICO(This is love)、斉藤和義(僕の半分)、サカナクションの山口一郎(Moment)、凛として時雨のTK(掌の世界)、さかいゆう(Yes we are)等がその代表で、この流れは現在まで続いている。そして今回抜擢されたのが上記のミュージシャンであったというわけだ。

 こうして見ると時代と共にSMAPを手がける作家陣も変化を続けていることがよく分かる。現在のトレンドである外部の実力派ミュージシャン積極登用という流れが今後どのように変化していくのか。そんなことを考えながらニューシングルを聴いてみると、普段とはまた違った楽しみ方ができるかもしれない。
(文=北濱信哉)

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