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岡田将生、峯田和伸ら共演 三浦大輔の新作舞台『物語なき、この世界。』

CINRA.NET

21/3/8(月) 12:00

三浦大輔作、演出の舞台『COCOON PRODUCTION 2021「物語なき、この世界。」』が7月11日から東京・渋谷のBunkamura シアターコクーン、8月に京都・京都劇場で上演される。

三浦大輔が約3年ぶりに書き下ろした新作となる同作の舞台は、東京・新宿の歌舞伎町。10年ぶりに邂逅した売れない俳優と売れないミュージシャンが、ある事件に巻き込まれることから物語が展開される。

同棲している恋人の稼ぎで生活する30歳過ぎの売れない俳優・菅原裕一役に岡田将生、売れないミュージシャンで菅原の元同級生・今井伸二役に峯田和伸がキャスティング。今井のバイト先の後輩でフリーターの田村修役を柄本時生、菅原の恋人でOLの鈴木里美役を内田理央、歌舞伎町のスナックのママ橋本智子役を寺島しのぶが演じる。

チケットの一般販売は6月5日から開始。詳細は後日発表される。

三浦大輔のコメント

新宿・歌舞伎町のゴジラロードを通り過ぎ、映画館に向かう人波。“物語なんてない”猥雑な街並みと、“物語を求める人間”が一緒くたになった歪な風景を見たとき、ここを舞台にしようと決めた。
自分自身、舞台や映画をつくりながら「なぜ、こんな都合がいい出来事ばかりを並べているんだ?」と違和感を感じることがある。歌、小説、絵画といった芸術、あるいはニュース番組……「人生は物語だ」という言葉も都合のいい理屈、所詮は自分の人生をドラマチックに彩りたがる人間のエゴで、むしろドキュメンタリー番組だったら使われない部分、人生の残りカスが本質かもしれない。「人間、所詮そんなものだ」という諦念を描くのではなく、『世の中』というもの自体の“あら”や“だらしなさ”のみを抽出し、そこに執着し、キレイごとやメッセージなしで、この世界の矛盾を暴く――そんなことを試みたい。

岡田将生のコメント

皆様の前に立てる事、喜びを感じております。舞台は何度かやらせてもらってますが、毎回いろいろな発見があります。今回はどんな発見があり、どうこの作品に向き合っていくか、すごく楽しみです。
三浦さんは以前、『何者』という映画でご一緒させて頂き、そして中学の時から尊敬してやまない峯田さんとお芝居できる事、飛び跳ねました。こんな日がくるとは…いつもより数段テンションが高いです。
そして今までと違う自分を見せられる気がします。こんな待ち遠しい仕事はありません。エンタメは不可欠だと思います。この作品を沢山の方に観て頂きたいです。

峯田和伸のコメント

三浦さんの舞台に出演するのは今回で二度目になります。あれが僕の人生初舞台でした。あの濃密だった二ヶ月間の暗闇から、もう七年がたちます。ですがまだ僕は追いかけられています。
三浦さん作品に出るには裸になるしかありません。顔にモザイクをかけるしかないようです。共演者、スタッフの皆さんと一緒にすごい舞台にしたいです。今はこの一心です。

柄本時生のコメント

色々と難しい環境の中、コクーンの舞台にまた立たせて頂けるという…本当にありがたいと思ってます。
どんな作品になるかはまだ想像が付きません。笑
楽しんでいただけるよう一生懸命頑張ります。

内田理央のコメント

実は私がお芝居に出会う前に、一度三浦さんの舞台のオーディションを受けたことがあります。ご縁はありませんでしたが、その時オーディションでありながらお芝居ってこんなに心がドキドキするものなんだ!と衝撃を受けたことを今でも覚えています。
今回は皆さんと一緒にコクーンの舞台に立たせて頂くことがとても嬉しいです。精一杯頑張ります。

寺島しのぶのコメント

『禁断の裸体』『裏切りの街』に続いて、また三浦さんとお仕事できることを大変嬉しく思います。
三浦さんの代弁者でもある役だと思うので、しっかりと舞台に存在したいと思います。
人生をドラマチックに生きたいと思ってる方、必見です。

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