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外山文治監督、岡本玲主演「茶飲友達」製作決定、老人の性問題と若者の孤独を描く

ナタリー

「茶飲友達」キャスト

「ソワレ」で知られる外山文治の監督作「茶飲友達」が今秋に製作され、岡本玲が主演を務めることがわかった。

「茶飲友達」は、「退屈な日々にさようならを」「カメラを止めるな!」などを生み出したENBUゼミナールのシネマプロジェクト第10弾作品。老人の性問題と若者の閉塞感をテーマに、65歳以上のコールガールを集めた高齢者専門の売春クラブ“ティーガールズ”に殺到するシニア男性たち、そして組織を運営する社会に居場所のない若者たちの姿が描かれる。

春に開催された俳優ワークショップには同プロジェクトで過去最多667名のエントリーがあり、岡本をはじめ33名の俳優が選出された。組織の代表・佐々木マナを演じる岡本は13年ぶりの映画主演。「この世の中、辛い時に我慢せずに弱音を吐けて、いつでも背中をさすってくれる味方がいる人はどのくらいいるのだろうとふと思います。外山監督の優しさが詰まった映画です。心を込めてみんなで形にしたいと思います」と意気込んでいる。脚本も手がけた外山は「世の中に一石を投じるか、世間様に石を投げられるか。凄い映画が誕生しそうな予感がしています」と期待を込めた。

なお本日9月23日に、本作の制作応援サポーター「ティーフレンド」を募集するクラウドファンディングがスタートした。詳細はMotionGalleryで確認を。「茶飲友達」は2022年に公開される予定だ。

岡本玲 コメント

この世の中、辛い時に我慢せずに弱音を吐けて、いつでも背中をさすってくれる味方がいる人はどのくらいいるのだろうとふと思います。外山監督の優しさが詰まった映画です。心を込めてみんなで形にしたいと思います。

外山文治 コメント

世界中が孤独と戦っています。
誰にも会えない、触れられない、心に空いた穴が埋まらない。だから今、体温を感じられる映画を皆で作りたいです。
「茶飲友達」は高齢者のコールガール「ティーガールズ」が寂しさを抱える人達のもとにデリバリーされ、楽しくて甘いひと時をお届けする物語です。そんな秘密クラブを運営するのは社会に居場所が見つからず生きづらさを抱えた若者達。世の中に一石を投じるか、世間様に石を投げられるか。凄い映画が誕生しそうな予感がしています。
今回、朝から晩までトータル10日間にも及んだ熾烈なワークショップオーディションを経て「いい面構え」の俳優達に出会いました。今から撮影が楽しみで仕方ありません。

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