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黒い司法 0%からの奇跡

20/2/25(火)

ハーバードを出た若い黒人の弁護士が冤罪に苦しむ黒人たちのために闘う実話で、それもそんなに昔の話ではない。この手の映画は何度も作られているが、有色人種を差別する白人という図式は今でもそんなに変わっていないのだろう。全く身に覚えの無い殺人の罪で、ある黒人が逮捕される。家族や友人たちの圧倒的なアリバイ(しかし全員黒人)がありながら、たったひとりの男の証言(それも警察の圧力を受けた偽証)で死刑を宣告されたという。これが事実だとすると、アメリカの“正義”というのはいったい何なんだろうと考えてしまう。事態をあきらめている死刑囚を、いつもは闘う男の方が多い印象のジェミー・フォックスが好演している。それと、冤罪のきっかけになった証言をした男をティム・ブレイク・ネルソンが演じていて、この人がすごかった。本人の映像を研究してそっくりになるまで練習したらしい。ジェイミー・フォックスが『Ray〈レイ〉』でレイ・チャールスになりきった(撮影時は目をふさいで演技したらしい)のを思い出した。なかなか、お薦めです。

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