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コロナ禍のクラシック界に差し込む一条の光 務川慧悟&阪田知樹「エリザベート王妃国際音楽コンクール」ピアノ部門入賞!

ぴあ

務川慧悟

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2021年5月30日、ブリュッセルにて「エリザベート王妃国際音楽コンクール 」ピアノ部門の結果が発表され、務川慧悟(むかわけいご)が第3位、阪田知樹 (さかたともき)が 第4位入賞を果たした。

「エリザベート王妃国際音楽コンクール」は、ベルギーの元王妃エリザベートの名前を冠して1951年に創設され、「ショパン国際ピアノコンクール」「チャイコフスキー国際コンクール」と共に“世界3大コンクール”の一つに数えられる名門だ(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽の4部門を対象に毎年1部門ずつ開催)。過去には、エミール・ギレリス(1938年優勝)やウラディーミル・アシュケナージ(1956年優勝)、ワレリー・アファナシエフ(1972年優勝)などの優れたピアニストたちを排出している。

今回のピアノ部門は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって1年延期され、決勝進出者を例年の12人から6人に絞り込み、無観客等の対応がとられて実施された(5月3日~29日)。栄えある入賞を果たした2人は、アントワープにおいて6月7日(月)の入賞者コンサートに出演する予定だ。

●2021年度「エリザベート王妃国際音楽コンクール 」ピアノ部門の結果

第1位:Jonathan Fournel,27,France
第2位:Sergei Redkin,29,Russie
第3位:Keigo Mukawa,28,Japon
第4位:Tomoki Sakata,27,Japon
第5位:italy Starikov,26,Russie
第6位:Dmitry Sin,26,Russie

●務川慧悟コメント

  とても嬉しい結果です。応援いただきました皆様に感謝しております。一度はコンクールを受けることに迷いもありましたが、この1ヶ月、とても学ぶことが多く、今後のピアニストとしてある意味転機なりました。今はもっと学びたい、経験を重ねたいと思っています。

●務川慧悟(ピアノ)

東京藝術大学1年在学中の2012年、第81回日本音楽コンクール第1位受賞を機に本格的な演奏活動を始める。これまでに2019年ロン=ティボー=クレスパン国際コンクールにて第2位入賞するなど世界的なコンクールで入賞を果たしている。
2014年パリ国立高等音楽院に審査員満場一致の首席で合格し渡仏。パリ国立高等音楽院、
第2課程ピアノ科、室内楽科を修了し、第3課程ピアノ科、同音楽院フォルテピアノ科に在籍。現在はフランスを拠点に日本各地はもちろん、ヨーロッパを中心に演奏活度を続けており、演奏以外にも、テレビやラジオへの出演、コラムを連載するなど多方面で活動している。
これまでに共演した主なオーケストラは、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、フランスにてロレーヌ国立管弦楽団、フランス国立管弦楽団 他  フランク・ブラレイ、上田晴子、ジャン・シュレム、パトリック・コーエン、横山幸雄、
青柳晋の各氏に師事。

https://keigomukawa.com/

●阪田知樹のコメント

これまで世界的に優れたピアニストを輩出してきた「エリザベート王妃国際コンクール」に、デビューから10年を経て挑んだことはこの先のピアニスト人生での大きな糧となります。これからも芸術家として、より一層研鑽を積んでまいります。このたびはたくさんの方々に応援していただき、ありがとうございました

●阪田知樹(ピアノ)

2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール(ハンガリー・ブダペスト)第1位、6つの特別賞。東京藝大を経て、ハノーファー音楽演劇大学大学院ソリスト課程に在籍。
第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて弱冠19歳で最年少入賞。
ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、聴衆賞等5つの特別賞、クリーヴランド国際ピアノコンクールにてモーツァルト演奏における特別賞、キッシンジャー国際ピアノオリンピックでは日本人初となる第1位及び聴衆賞。
国内はもとより、世界各地20カ国で演奏を重ね、国際音楽祭への出演多数。
2015年CDデビュー、2020年3月、世界初録音を含む意欲的な編曲作品によるアルバムをリリース。内外でのテレビ・ラジオ等メディア出演も多い。
2017年横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞。

https://www.japanarts.co.jp/artist/TomokiSAKATA/

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