「大阪文化芸術フェス」歌舞伎で開幕、鴈治郎「歌舞伎えーわー!と思っていただけるよう」
20/9/11(金) 18:27
大阪文化芸術フェス2020「歌舞伎特別公演」Aプロより。
「大阪文化芸術フェス2020」のトップバッターを飾る「歌舞伎特別公演」が本日9月11日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで開幕した。
大阪での本格的な歌舞伎公演は今年1月以来となる今回、A・B・Cの3プログラムに大阪にゆかりのある面々が登場する。Aプロでは市川右團次、尾上右近、市川九團次が盗人と田舎者のずれた掛け合いで笑わせる「茶壷」、中村鴈治郎と中村壱太郎が彫物の名匠・左甚五郎を主人公にした銘作左小刀「京人形」を披露した。開演前には鴈治郎による「本日ご観劇の皆様がおもろかった! 久しぶりの歌舞伎えーわー! また歌舞伎みよう!と思っていただけるよう全身全霊を込めて厳しい残暑も吹き飛ばす舞台を勤めさせていただきます」というアナウンスも。また、Bプロでは「晒三番叟」「身替座禅」、Cプロでは「戻駕色相肩」「連獅子」の演目が用意された。
「大阪文化芸術フェス」は大阪の文化の魅力を広く発信していくことを目的に、2017年にスタートしたフェスティバル。今年は9月11日から10月31日まで大阪・万博記念公園ほかで上方伝統芸能や音楽、アートなど、さまざまな文化・芸術プログラムが展開する。「歌舞伎特別公演」は9月13日まで。
大阪文化芸術フェス2020「歌舞伎特別公演」
2020年9月11日(金)~13日(日)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
Aプロ
「茶壷」
作:岡村柿紅
銘作左小刀「京人形」
Bプロ
「晒三番叟」
「身替座禅」
作:岡村柿紅
Cプロ
「戻駕色相肩」
「連獅子」
作:河竹黙阿弥
出演:中村鴈治郎、片岡愛之助、市川右團次 / 中村壱太郎、尾上右近、市川右近、市川九團次
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