クリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』が、世界興収2億ドルを突破した。

アメリカで、まだL.A.、ニューヨークなど主要な都市で映画館がクローズしている中での大台達成だ。ただし、先週、L.A.の南にあたるオレンジ郡で映画館の再開が許可され、L.A.からもかなりの観客がやってきたようである。

また、L.A.のドライブインシアター1館でも上映され、良い成績を上げている。観客の64パーセントは男性で、61パーセントが25歳以上。コムスコア／スクリーン・エンジンポストトラックの調べでは、『ダンケルク』の63パーセントより多い65パーセントの人が、「絶対におすすめ」と答えているという。新作の公開があいかわらず少なく、今後、映画館の再開が進む中、今作の成績はまだまだ伸びそうだ。日本公開は9月18日。

文＝猿渡由紀

『TENET テネット』
9月18日（金）公開