劇団扉座「ホテルカリフォルニア-私戯曲 県立厚木高校物語-」の東京公演が、昨日12月7日に東京・紀伊國屋ホールで開幕した。

1997年に初演された「ホテルカリフォルニア-私戯曲 県立厚木高校物語-」は、横内謙介が自らの高校生活をつづった私戯曲。劇団の創立40周年を記念した今回の公演では、戯曲を一部改訂、演出をブラッシュアップしたものが披露される。本公演には、厚木高等学校時代からの仲間である岡森諦、六角精児を中心としたメンバーが出演。なお5日には、横内らの地元である神奈川・厚木市文化会館 大ホールで公演が行われた。

開幕に際し、横内は「扉座発祥の地、厚木での公演は、あの時代をともに生きた、古い地元の友人たちも大勢来てくれ、ラストは、大人たちのすすり泣きが大ホールに響く生涯忘れられない記念公演になりました。その中にも、厚木高校とは関係ないお客様もおられ、そういう方たちからも、共感した、感極まった、いうメッセージを多数、頂きました」とコメント。続けて、「しかし今回限り、この芝居は二度と再演しないと決めました。扉座の大事な代表作だけど、岡森や六角以外でやる気はしないので。どうか、お見逃しないように！」と観客に呼びかけている。

上演時間は休憩ありの約2時間35分。東京公演は19日まで。12日14:00開演回終了後には、特別公演「山椒魚だぞ！」が上演される。

劇団扉座 第72回公演 劇団創立40周年記念「ホテルカリフォルニア-私戯曲 県立厚木高校物語-」

2021年12月5日（日）※公演終了
神奈川県 厚木市文化会館 大ホール

2021年12月7日（火）～19日（日）
東京都 紀伊國屋ホール

作・演出：横内謙介

キャスト

横山：有馬自由
ハッパ：砂田桃子
シュウケイ：犬飼淳治
岡本：岡森諦
宮城次郎：六角精児
張ヶ谷：高木トモユキ
関水：鈴木利典
ナオさん：中原三千代
日根：塩屋愛実
堀江：鈴木崇乃
ミナトヤ：山中崇史
橋田先生（体育科）：松原海児
鈴木先生（担任、化学科、演劇部顧問兼任）：累央
まり子先生、ナンシー：藤田直美
滝川先輩：早川佳祐

団長、伝兵衛、リーゼント：新原武

母、チリチリ、ガリ勉さん、三好記者：伴美奈子

ジョー：上原健太
リンダ：江原由夏
ナンシー：藤田直美
アーヤ：小笠原彩

演出助手リエ：鈴木里沙、小笠原彩

蓮見：菊地歩
野崎：佐々木このみ
黒江：大川亜耶

ガリ勉君：三浦修平

団部の矢島：小川蓮

近藤先輩：横内謙介
塩尻先輩：野田翔太

バカ垣戸：紺崎真紀
ガリ勉高山：翁長志樹

厚高生、その他：白金翔太、山川大貴、北村由海
ほか