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キネ旬ベストテン1位は「火口のふたり」「ジョーカー」、瀧内公美と池松壮亮が主演賞

ナタリー

20/2/4(火) 10:00

「キネマ旬報 2020年 2月下旬ベスト・テン発表特別号」表紙

キネマ旬報社が選出する「2019年 第93回キネマ旬報ベスト・テン」の受賞結果が発表された。

日本映画部門の第1位に輝いたのは、荒井晴彦が監督と脚本を担当した「火口のふたり」。外国映画部門の第1位にはトッド・フィリップス監督作「ジョーカー」、文化映画部門の第1位には森達也が監督した「i-新聞記者ドキュメント-」が選ばれた。また「火口のふたり」に出演した瀧内公美は主演女優賞、「宮本から君へ」の池松壮亮は主演男優賞をそれぞれ受賞している。

瀧内は「賞をいただけたことは、荒井監督をはじめ作品を支えてくださったスタッフの皆さん、そして共演者である柄本佑さんのおかげだと心から思います」と感謝を述べ、池松は「公開まで紆余曲折を経た『宮本から君へ』を信じて、宮本浩という役を演じきったからこそ、うれしい評価をいただけました。僕も映画屋の端くれですから、キネ旬の賞はやっぱり格別です(笑)」と喜びを語った。そのほかの個人賞は以下に記載。なお2位以降のベスト・テンおよび各個人賞の詳細は、2月5日発売の「キネマ旬報 2020年 2月下旬ベスト・テン発表特別号」に掲載される。

「キネマ旬報ベスト・テン」は、映画評論家や日本映画記者クラブ員が中心となって選定する映画賞。2月11日には東京・文京シビックホールで「2019年 第93回 キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が行われる。また現在、動画配信サービス・GYAO!にて過去の「キネマ旬報ベスト・テン」受賞作が無料配信中。

瀧内公美 コメント

賞をいただけたことは、荒井監督をはじめ作品を支えてくださったスタッフの皆さん、そして共演者である柄本佑さんのおかげだと心から思います。いろんな世代の方に、この映画が伝わったことが何よりです。

池松壮亮 コメント

公開まで紆余曲折を経た「宮本から君へ」を信じて、宮本浩という役を演じきったからこそ、うれしい評価をいただけました。僕も映画屋の端くれですから、キネ旬の賞はやっぱり格別です(笑)。

2019年 第93回キネマ旬報ベスト・テン 受賞一覧

日本映画ベスト・テン第1位「火口のふたり」
外国映画ベスト・テン第1位「ジョーカー」
文化映画ベスト・テン第1位「i-新聞記者ドキュメント-」
読者選出日本映画ベスト・テン第1位「半世界」
読者選出外国映画ベスト・テン第1位「ジョーカー」

個人賞

日本映画監督賞:白石和彌「ひとよ」「凪待ち」「麻雀放浪記2020」
日本映画脚本賞:阪本順治「半世界」
外国映画監督賞:トッド・フィリップス「ジョーカー」
主演女優賞:瀧内公美「火口のふたり」
主演男優賞:池松壮亮「宮本から君へ」
助演女優賞:池脇千鶴「半世界」
助演男優賞:成田凌「愛がなんだ」「さよならくちびる」ほかにより
新人女優賞:関水渚「町田くんの世界」
新人男優賞:鈴鹿央士「蜜蜂と遠雷」「決算!忠臣蔵」
読者選出日本映画監督賞:阪本順治「半世界」
読者選出外国映画監督賞:トッド・フィリップス「ジョーカー」
読者賞:宇多丸(RHYMESTER) / 三沢和子 連載「2018年の森田芳光」
特別賞:和田誠

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