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BTSの7周年祝う『2020 BTS FESTA』が完結 練習生時代から続く、メンバーの関係性が垣間見えたコンテンツの数々

リアルサウンド

20/6/15(月) 6:00

 6月1日から続いた『2020 BTS FESTA』も、7回目のデビュー日である13日の更新をもって多くの反響とともに終わりを迎えた。後半のFESTAもBTSらしさをありありと感じられるコンテンツが盛りだくさんだった。

(関連:BTS、“7年目のジンクス”乗り越え迎えるデビュー記念日 毎年恒例『BTS FESTA』の楽しみ方

 8日に公開になったのは、2018年の『MAMA in JAPAN』での「Fake Love」のパフォーマンスプラクティスビデオ。本番では映像技術と彼らのパフォーマンスの組み合わせが印象的だった。また、ダンスブレイクでのマリオネットのような動きの技術の高さとパフォーマンスの完成度は大きな話題に。今回公開された映像では、本番は照明の明るさの加減で見ることができなかった部分やカメラに映らなかった細部のこだわりまで見ることができ、プラクティスビデオならではの視点を存分に味わうことができる。

 9日には「Answer:BTS 3UNITS」が公開された。FESTAのスケジュールが公開されたときには内容がわからず、何が公開されるのかファンたちの予想が繰り広げられた。“3つのユニット”ということで、アルバム『MAP OF THE SOUL:7』でのユニット曲を歌っている組み合わせなのでは、という意見が多かったが、ファンたちの予想通りその3つのグループでのコンテンツが提供された。内容は、ユニットごとのポートレートとインタビュー映像だ。

 15分おきに映像が投下されたが、トップバッターは「Respect」を歌ったペアのRMとSUGA。練習生として出会ってから10年が経つお互いへの理解や、グループの中でも多くの曲の作詞作曲を手がける2人ならではの話が聞けるインタビュー映像となった。曲名の通りお互いへのリスペクトを伺うことができ、落ち着いた大人の雰囲気を見せてくれた。

 そして次は「Jamais Vu」のJIN・J-HOPE・JUNGKOOKの3人。みんなを笑わせる最年長のJIN、みんなの希望・J-HOPE、そして黄金マンネ・JUNGKOOKの3人の組み合わせが送るインタビューは、見ていて楽しくなるような明るい映像になっていた。ユニット曲のビハインドなども明かしてくれたが、どの場面でも笑い声が聞こえ、3人の年齢差を感じさせない仲の良さがうかがえた。

 最後はBTSの中でも言わずと知れた同級生コンビの“クオズ”(95年生まれを意味する)、VとJIMINだ。彼らのユニット曲は「Friends」。曲名の通りこれまでの2人の友情をたっぷりと詰め込んだ歌になっていて、聞くだけでその結託の強さと2人のソウルメイトとでも言えるような関係性を感じられる。JIMINが作詞作曲に参加していることもあり、彼の声によく合ったキーが高めの曲だ。インタビューの中では、その音の高さゆえに苦労したとVが言っていたが、キラリとしたJIMINの高音とVの柔らかな高音はベクトルの違う2人の美声を感じられる。性格は似ていないのに、とても絆の強い2人の様子は曲を通してもインタビューを通しても見えてくる。

 10日には手書きプロフィールの続き、11日には「MAP OF THE SONG:7」と題したカラオケではしゃぐBTSのメンバーの映像が公開された。

 12日には、「BTSの年表」というコンセプトで制作された「We are Bulletproof : the Eternal」のMVが公開となった。全編アニメーションでのMVで、そのコンセプトの通り、彼らの今までのMVやコンサートなど印象的な場面のなかをメンバーのキャラクターが駆け抜けて行く。デビューからの7年間、ARMY(ファン)とともに歩んできた道のりを振り返った。大きな舞台で輝く、世界的なアーティスト・BTSを照らすのはファンであるARMY。その関係性や彼らの業績を感じられる、今までのビハインドが詰まった映像だ。

 そして13日に公開されたのは「방탄생파(BTS誕生日パーティー)」。ここでしか聞けない彼らのエピソードは今年もバラエティ豊かで、ちょっとした喧嘩の話からお互いの尊敬するところまで多岐に渡った。彼らの魅力の一つでもある仲の良さは、単なる友達ではなく、練習生時代から続く共ににした日々で得た互いの尊重や適切な距離感など、「友情」という言葉では表現しきれないものがある。その関係性を彼らの話から実感できるのがこのイベントではないだろうか。

 また、映像の最後に書いていたメンバーそれぞれに向けたメッセージも、「閉会セレモニー」と題して13日の夜に公開された。

 BTSは、7年目を迎えて大きな成功を掴んでもなお進歩し続けるグループである。容易ではなかったこの7年間、7人がこうして同じ方向を向いて歩んでこれたのは、紛れもない奇跡と言えるかもしれない。以前RMが「周りの人は僕たちに、運がいいと言います。本当に運がいいです、こんな6人にはどこに行っても出会えません」と言っていたことを思い出す。その運と、それぞれの努力、メンバーのつながりがあって、今のBTSがいるのだろう。(フルヤトモコ)

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