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松竹新喜劇の新春公演が開幕、久本雅美らが新年のあいさつ「今年は飛躍の年に」

ナタリー

「初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演」より、「お種と仙太郎」の様子。(c)松竹

「初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演」が、昨日1月2日に京都・南座で開幕した。

本公演では「お種と仙太郎」「お祭り提灯」の2本立てが披露される。「お種と仙太郎」は、“藤山寛美二十快笑”にも選定されている演目。大阪にある住吉神社の境内で茶店を営むお岩は、女手ひとつで息子の仙太郎を育て上げる。やがて器量良しのお種を嫁に迎え、仙太郎とお種は周囲もうらやむおしどり夫婦に。しかしお岩は息子夫婦の仲の良さに嫉妬し、お種につらく当たり……。

また「お祭り提灯」では、提灯屋で正直者の徳兵衛と、徳兵衛がひろった財布を横取りしようとする強欲な高利貸し・幸兵衛を中心とした物語が展開する。

昨日の初日公演では「お種と仙太郎」の終演後、「お種と仙太郎」よりお岩役の久本雅美、仙太郎役の藤山扇治郎、「お祭り提灯」より幸兵衛役の渋谷天外らが、観客に向けて新年のあいさつを行った。

天外は「上方の芸能を継承すべく、私どもも精一杯がんばっております。ですが、お客様のお力添えなしにはかなわないことです。ですからどうぞご声援のほど、よろしくお願いいたします!」と観客にメッセージを送り、久本は「新年から松竹新喜劇に出演できますこと、そして、皆様の笑ったお顔を拝見できますこと、とても幸せです。今年は飛躍の年にしたいと思います。皆様どうぞよろちくびー!」とおなじみのフレーズを交えてコメント。さらに扇治郎は「皆様にこれからもご愛顧いただけるよう、精進してまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけた。公演は1月10日まで。

「初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演」

2022年1月2日(日)~10日(月・祝)
京都府 南座

「お種と仙太郎」

作:茂林寺文福
脚色:平戸敬二
演出:わかぎゑふ

キャスト

茶屋の女主人 お岩:久本雅美
お岩の倅 仙太郎:藤山扇治郎
仙太郎の女房 お種:曽我廼家いろは
丹波屋の息子 新二郎:渋谷天笑
仙太郎の妹 お久:千草明日翔
丹波屋清兵衛:曽我廼家文童

「お祭り提灯」

作:舘直志
脚色:星四郎
演出:米田亘

キャスト

金貸し 山路屋幸兵衛:渋谷天外
提灯屋 徳兵衛:曽我廼家一蝶
徳兵衛の女房 おすみ:里美羽衣子
徳兵衛の妹 お近:曽我廼家いろは
提灯屋の丁稚 三太郎:曽我廼家桃太郎
上総屋 万吉:渋谷天笑
近所の丁稚 扇太郎:藤山扇治郎
町内の世話役 勘太:曽我廼家寛太郎
町内の世話役 佐助:曽我廼家八十吉

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