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いま、最高の一本に出会える

「楽園」フォトコールの様子。左から瀬々敬久、佐藤浩市、綾野剛、杉咲花、片岡礼子。

「楽園」杉咲花、綾野剛との思い出にニンマリ「プレゼントを2個くれました」

ナタリー

19/9/5(木) 20:28

「楽園」の完成披露イベントが本日9月5日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの綾野剛、杉咲花、佐藤浩市、片岡礼子、監督の瀬々敬久が登壇した。

本作は、吉田修一の短編集「犯罪小説集」をもとにしたサスペンスドラマ。未解決の少女失踪事件と12年後に同じ場所で起きた事件を軸に、村人の人生が交錯していくさまを描き出す。RADWIMPSの野田洋次郎が作詞・作曲・プロデュースし、上白石萌音が歌う「一縷(いちる)」が主題歌となっている。

舞台挨拶では、まず瀬々が「映画には実際の事件を彷彿とさせるような場面もありますが、今の日本が映ってると思います。きれいなシーンもあります」とアピール。続いて「皆さんの胸に飛び込んで行けー!」とハイテンションで言うと、綾野は「どうしたんですか? 瀬々さんのそういう声、初めて聞いた」と困惑した様子で述べる。佐藤も「飲んでるのかと思った」と驚きの表情を浮かべ、観客の笑いを誘った。また、瀬々は原作とは異なる「楽園」というタイトルについて「ある日ふと思い付いたんです。その場に吉田さんもいて『いいですね』となって決まりました」と経緯を明かす。

撮影現場では綾野と杉咲、佐藤と片岡の共演が多かったという。杉咲は当初、綾野に対し役に入り込む印象を抱いていたと言い、「現場でお話できることはないと思っていたから、綾野さんに近付かないように歩いていたんです。そうしたら『花、座りなよ』って声をかけていただいて。誕生日も祝ってくれて、プレゼントを2個くれました」とうれしそうな顔で話す。美談に聞こえたのが恥ずかしかったのか、綾野は「選べなかっただけなんですよ」と付け足した。

佐藤は片岡と露天風呂に入った撮影を振り返りながら「全部見えちゃうのでお湯を乳白色にして。7時間くらい入ってました」と述懐。片岡は「倒れてしまったスタッフの方もいて」と過酷さを語り、「ひじから上とひざから上をお湯から出せば呼吸ができるという技を見つけました」と撮影中の思わぬ発見を伝えた。

現在イタリアで開催中の第76回ヴェネツィア国際映画祭で上映されたほか、10月に韓国で開かれる第24回釜山国際映画祭に出品される本作。綾野は「素直にうれしいです。自分が世界に行くことよりも、日本の作品を世界に持って行きたいという気持ちが強いです」と力強く述べた。瀬々は「外国人差別、限界集落での差別などが(製作の)背景にあります。最終的には隣の人と手をつなぐことが楽園につながると考えて作ったので」と海外映画祭での上映を喜ぶ。

映画の見どころを聞かれた佐藤は、作品に登場する子犬の演技を絶賛し「動物と子役にはかないません。それを実感するカットがありました」と吐露。そして綾野は「映画の中で生きている人たちの表情を大切に紡いで観ていただけると。瞳の奥に皆さんが感じる何かを投影していただけたら幸いです」と思いを観客に届けた。

「楽園」は10月18日より全国でロードショー。

(c)2019「楽園」製作委員会

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