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『スカーレット』再びの信楽編開幕! 丸熊陶業での喜美子の次なる道とは?

リアルサウンド

19/11/8(金) 12:00

 自分の道を自分で選ぶと、荒木荘の生活に別れを告げた喜美子(戸田恵梨香)。『スカーレット』(NHK総合)第35話では、喜美子が丸熊陶業で働き始める姿が描かれた。

参考:『スカーレット』第36話では、イッセー尾形が登場! 喜美子(戸田恵梨香)は絵付けの原画を眺める

 大阪から戻ってきた喜美子に、常治(北村一輝)とマツ(富田靖子)は驚きを隠せない様子。常治に至っては、「うちの家はここや」と宣言する喜美子に対して、隠れてガッツポーズまでしてしまうはしゃぎようだ。これまで、喜美子を散々と振り回してきた常治だが、完全なヒール役に見えないのは、こういった子どものような茶目っ気が節々に感じられるゆえだろう。

 喜美子は、勉強を教えたり、常治のお酒を控えさせたり、夕飯を用意したりと、帰省初日からすっかり会話の中心に。喜美子あっての川原家を再認識するような夕食シーンだ。ところが、何か煮え切らない様子の直子(桜庭ななみ)は、学校が終わると東京に行くと言い出す。常治の反応を見る限り、これまでもこういった会話がなされていたようだ。そんな直子を喜美子は頭ごなしに否定するのではなく、「何やりたいか決めてんの? どこで何するか考えてんの? ほな、じっくり考え? 姉ちゃんも聞いてあげるし。なっ?」と丁寧に諭す。なんてよくできた姉なんだと改めて感心してしまう。喜美子のいなかった川原家が想像できないほどだ。

 年が明けると、喜美子は就職が決まった丸熊陶業に挨拶へ。3年前は突然破談になった就職話がようやく実を結んだのだ。昔からの親友、照子(大島優子)は高校を卒業したら京都の短大へ行くとのこと。喜美子が信楽に戻ったことで、ようやく2人の仲の良い掛け合いが見られると思ったが、まだ先なのだろうか。

 喜美子の仕事は、丸熊陶業の従業員のお昼とお茶の準備。朝9時から午後4時までで、忙しないのはお昼の1、2時間程度と、一日のほどんどを仕事に費やしていた荒木荘に比べると、幾分か楽に感じる。そんな最中喜美子が、以前は存在しなかった絵付け係という仕事に心を奪われる。絵を火鉢に描く、そんな仕事があると思っていなかった喜美子にとっては天啓にうたれたようなものだろう。信楽にも、喜美子の絵の才を生かすすべがあるのだ。

 だが、絵付け係の作業場はかなり雰囲気がぎこちない。喜美子が「何してはるんですか?」と聞くと、咳払いで拒否。後から現れた親方は「関係者以外立ち入り禁止や」と、有無を言わせずに喜美子を作業場を追い出してしまう。

 早速信楽で喜美子の次なる道が示されたように見えた第35話。だがその道のりはなかなか険しそうだ。

(文=安田周平)

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