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鄭義信が2021年に新劇団・ヒトハダを結成「今の全力で、走っていこうと」

ナタリー

20/2/12(水) 13:25

鄭義信

鄭義信の新劇団・ヒトハダが、2021年3月に結成されることがわかった。

同劇団は東京・浅草九劇をホームグラウンドとして活動予定で、劇団員は後日発表される。鄭は結成の経緯を「劇団なんて、もう無縁だと思っていた。ところが、酒場の与太話がとんとんとんと進んで、いつの間にか劇団をつくることになってしまった。自分でも驚いている」と明かし、劇団員たちが熱意にあふれていることに触れながら「そこにどんな風景が見えるのか、今はわからない。彼らに追いつけるかどうかわからない。だけど、走ってみようと思う。三周半先で手招きする彼らに向かって、走っていこうと思う。僕の今の全力で、走っていこうと思う」と意気込みを語った。

鄭が作・演出を務める「泣くロミオと怒(いか)るジュリエット」は、3月4日まで東京・Bunkamura シアターコクーンで上演中。8日から15日には大阪・森ノ宮ピロティホールでも公演が行われる。

鄭義信コメント

「ヒトハダ」をつくってみました。
劇団なんて、もう無縁だと思っていた。ところが、酒場の与太話がとんとんとんと進んで、いつの間にか劇団をつくることになってしまった。自分でも驚いている。たぶん、大いなる熱意にほだされたんだと思う。僕は他人様の熱意に弱い。とても弱い。
「ヒトハダ」所属(?)の劇団員たちは、それぞれが老舗劇団やら事務所やらに、すでに所属している。それでも、「自分たちのやりたいことをやりたい!」という熱意がみなぎっている。彼らの熱意はとどまることをしらず、その熱意たるや、地球を三周半ぐらいはしていると思う。
僕は困っている。とても困っている。彼らの熱意に応えられるかどうか……だけど、彼らの熱意を追って、僕ももう少し走ってみようと思う。ぜいぜい息切れしながらも、走ってみようと思う。そこにどんな風景が見えるのか、今はわからない。彼らに追いつけるかどうかわからない。だけど、走ってみようと思う。三周半先で手招きする彼らに向かって、走っていこうと思う。僕の今の全力で、走っていこうと思う。
今はただ熱意の塊でしかすぎない僕たちに、温かい声援を送ってくださることを願っています。

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