日向坂46の松田好花が、7月5日放送の『有吉ぃぃeeeee！そうだ！今からお前んチでゲームしない？』（テレビ東京系／以下『有吉ぃぃeeeee！』）に二度目の出演を果たした。『有吉ぃぃeeeee！』といえば、ゲーマーとしても知られる丹生明里も出演しており、その度にSNS上で話題になっている。ゲームを通してゲストの魅力をも引き出す同番組であるが、この日の放送回でも松田の魅力が存分に発揮されていた。

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　日向坂46と『有吉ぃぃeeeee！』の関係性の始まりは、2019年より開催されたテレビ東京主催による高校対抗のeスポーツ全国大会『STAGE:0』がきっかけだった。『STAGE:0』の応援アンバサダーには同番組レギュラーのアンガールズ・田中卓志、応援マネージャーには日向坂46が就任。その後、日向坂46メンバーは『有吉ぃぃeeeee！』のスピンオフゲーム実況生配信番組『卓志ぃぃeeeee！』にも登場（6月5日には佐々木久美と金村美玖、6月11日配信回には金村美玖と渡邉美穂、7月23日配信回では丹生と松田）し、ゲームを通して田中と交流を深めていった。

　『有吉ぃぃeeeee！』に日向坂46から初出演を果たしたのは丹生だった。日向坂46メンバーから一人目のゲストとして丹生が選ばれたのは、おそらく彼女がグループ随一のゲーマーであるからだろう。日向坂46の有料メッセージアプリで『フォートナイト』の実況動画をアップしていたり、さらには『フォートナイト』をやりすぎてゲーム機を壊したこともある。番組でも、設定を細かく変えるなどして『フォートナイト』をやり込んでいることを周囲に感じさせる丹生。さらに、謙虚な姿勢とは裏腹に「えい！　えい！」と敵を巧みに倒していく。その様子に、「今までで一番うまいんじゃない？」（有吉弘行）、「初登場でこれだけできたらお見事です」（タカアンドトシ・トシ）と出演者も絶賛。愛らしい笑顔と“ガチゲーマー”というギャップは視聴者の反響も呼び、Twitterのトレンド入りを果たした。さらに公式チャンネルにアップされたプレイ動画の再生数は、現在71万回再生に達している。

　また、丹生の二度目の出演となる6月21日放送回では、相手をキルしつつ仲間を復活させるなど前回より明らかに上達していることがわかる。さらには、番組の看板である有吉が活躍する形でビクロイ（勝ち残り1位になること）を達成する理想的な展開を見せるなど、出演者たちとも息の合ったプレイを見せた。

　日向坂46のゲーム好きは丹生だけではない。松田もまたゲームを得意とするメンバーの1人だ。3月29日に『有吉ぃぃeeeee！』初出演を果たした松田は、番組内で彼女が得意とする『クラッシュ・ロワイヤル』をプレイ。最初は追い込まれるも最終的に大逆転し、テレビ的に非常に見応えある戦いぶりを見せた。さらに8連勝をかけた最後の戦いでも大逆転勝利を魅せる最高のエンディングを演出した。こうしたプレイを連発したことから、二回目の登場となった7月5日の放送回では、トシから「名勝負製造機だな」と言われるほどだ。

　同番組では、『キン肉マン』に詳しいメンバーとして紹介されるという『日向坂で会いましょう』（テレビ東京／以下『ひなあい』）を彷彿とさせる嬉しいフリも。番組内では好きな超人やタカの超人モノマネクイズも行われ、松田の『キン肉マン』好きがより広範囲に認知されるきっかけになったことだろう。また、有吉は、松田がチョイスした京都スイーツの差し入れとは別の物を食べる小ボケを連発し、松田は説明とツッコミに大忙し。こうしたバラエティならではの絡みもまた、ファンにとっては“『ひなあい』で鍛え上げられた”という背景を感じずにはいられないだろう。

　昨今、日向坂46メンバーそれぞれの趣味や特技が個人仕事に繋がっているのも、『有吉ぃぃeeeee！』で丹生と松田が結果をだしたことも影響しているかもしれない。親和性が高い日向坂46と『有吉ぃぃeeeee！』。二人に続いて、『卓志ぃぃeeeee！』を盛り上げた佐々木久美、金村、渡邉の同番組への出演にも期待したい。（本 手）