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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

WANIMA、『ONE PIECE STAMPEDE』と主題歌への情熱「たくさんの人の想いも背負って唄う」

リアルサウンド

19/7/24(水) 19:00

 『週刊少年ジャンプ』での連載開始から22年を迎える尾田栄一郎の人気コミック『ONE PIECE』の劇場版最新作、劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』が8月9日に全国ロードショーされる。そしてその主題歌を担当するのが、原作の大ファンであるというWANIMAだ。

 今回のインタビューでは、WANIMAの3人が『ONE PIECE』原作や劇場版の魅力について熱弁。また、主題歌「GONG」の楽曲制作やアーティスト写真に隠されたエピソード、さらに初のアニメ主題歌が『ONE PIECE』となったことへの思いについても聞いた。(編集部)

『ONE PIECE』は大切なものを教わった作品のひとつ(KENTA) 

ーーWANIMAは全員『ONE PIECE』が大好きだそうですね。

FUJI:はい。僕が小学校5年生のときに『(週刊少年)ジャンプ』で連載が始まって。実家でやっているお店にジャンプを置いていたんですけど、発売から1週間はお客さん専用で、1週間経ったら読めたんです。なので、周りの友達と1週間ズレがあって、よくネタバレされてしまって喧嘩になったり(笑)。それぐらいみんな『ONE PIECE』を読んで育ってきました。

KENTA:僕とギターのKO-SHINは4歳のときから一緒なんですけど、それこそ幼いときは『ONE PIECE』に憧れていて。僕たちが生まれた町が港町だったので、『ONE PIECE』の舞台も海ということで憧れも強くて、自分たちでイカダを作って『ONE PIECE』ごっことかやってました。

KO-SHIN:一緒に漫画も読んでいたし、アニメも観ていました。

KENTA:だから、『ONE PIECE』とともに生きてきた感じがします。

ーー小学生からというと、一番影響を受けるタイミングですものね。皆さんが個人的に印象に残っているエピソードはありますか?

KENTA:いろいろありすぎて難しいんですけど…。

FUJI:ひとつ選ぶとなると難しいですね。やっぱり、大人になっても戦うシーンってすごく好きです。特に原作の尾田(栄一郎)先生って、男と男の戦いみたいなところをよく描かれるんですが、僕はそれがすごく好きで、例えばルフィとカタクリだったりゾロとカクだったりの戦うシーンが好きで。中でもフランキーとセニョール・ピンクが戦うシーンは一番好きです。

KENTA:僕はマニアックなところでいうとコミック3巻での、20年間財宝を守り続けてきたガイモンとルフィのやり取りですね。

FUJI:あれにはみんなグッときたんじゃないでしょうか。

KENTA:しかも、扉絵ではガイモンが彼女といるところが描かれていて、ちょっとホッとしたり。王道なところだとメリー号との別れ、ああいうシーンは特に印象に残ってます。

ーーなるほど。KO-SHINくんはいかがですか?

KENTA:KO-SHINはゾロ一択で(笑)。

FUJI:(髪色を)見てわかるように(笑)。

KENTA:最近はゾロに憧れてダンベルを持ち歩いていて。KO-SHINの手荷物、めちゃめちゃ重いんです。

FUJI:なので、飛行機移動のときも重量オーバーするんです(笑)。

KENTA:CAさんがめちゃめちゃ重そうに「これ、何が入っているんですか?」って言うくらいですから(笑)。

ーー(笑)。では、ゾロが絡んだ場面が特に印象に残っている?

KO-SHIN:そうですね…。僕も最初のほうになっちゃうんですけど、ミホーク戦で敗れたときに「二度と負けねェから!!!! 文句あるか、海賊王!!」とルフィに誓うところは、同じ男として尊敬します。

ーー『ONE PIECE』って男の生き様や人を思う気持ち、自分自身の大切なものを守る強い意思とか、そういうことをしっかり教えてくれる作品ですよね。

KENTA:そうですね!! 幼いときはまずバトルシーンとかに夢中になるんですけど、そこから徐々に人間模様だったり生き様だったりを学んだり、大切なものを教わったりした作品のひとつです。子供のときは気づけんかったことが今、大人になって深く気づけたりとか。読み直すとそういう発見もありました!!

WANIMA 3人の理想の「悪魔の実」 

ーーでは、好きなキャラクターとなると…KO-SHINくんはゾロ一択だと思いますが(笑)、KENTAくんとFUJIくんはいかがですか?

KENTA:僕は海の近くで生まれ育って。イルカはいたんですけどラブーンはいなかったんですよ(笑)。だからラブーンかな。実はちょうどラブーンに興味を持ち始めた頃、実際に熱帯魚を飼い始めたんです。全然つながってないと思う人もいるかもしれないですけど、僕の中で熱帯魚を飼うきっかけになったのがラブーンなんです(笑)。

FUJI:僕は冥王シルバーズ・レイリーが好きです。レイリーは51巻で初登場したと思いきや、実はすでに3巻で出ているという。

KENTA:この話、すでに他の取材でも話しているので4、5回は聞きました(笑)。ツアー中を含めると10数回は聴いてます。

FUJI:たまらんですよね。登場シーンも最高ですし。

KENTA:レイリーっぽいおじさん、地元におったもんな。「KENTAくんのおばあちゃん、若いときはすごかったよー」って言ってたり(笑)。

FUJI:やめなさい(笑)。

ーー(笑)。ちょっと余談になりますが、劇中に登場する「悪魔の実」の能力で欲しいものってありますか?

FUJI:なんやろなあ。「メラメラの実」が出てきた時は、カッコいいなって思いましたし、食べてみたいなと思いました。

ーーまだ登場したことのない、オリジナルでもいいですよ?

KENTA:「ムラムラの実」ってありましたっけ?

ーー今のところないですね。でも、食べたらどうなるんですか?(笑)。

FUJI:ずーっとムラムラしとると?(笑)。

KENTA:僕もそうですけど、相手もですね(笑)。あと、蒸らせるので温野菜が作りやすくなる。すごくベジタリアンなキャラクターです。

FUJI:めちゃくちゃ弱そうだけど(笑)。

KENTA:それプラス、自分もムラムラして相手もムラムラさせるという。それで、結局生き地獄になってしまい、ギリギリのところで泡を吹くという実です(笑)。

ーーなるほど(笑)。KO-SHINくんはどうでしょう?

FUJI:「ムラムラの実」以上は出てこんやろ(笑)。

KO-SHIN:フォクシーの「ノロノロの実」は30秒ぐらいですけど、そこに輪をかけて一生ノロノロになる実とか。向こうは見えているわけですよね、やってることが。そんな上に立った気持ちになれることってないですし。

KENTA:それやったら「スケスケの実」もよかやん。

KO-SHIN:でも、相手が苦しむ姿を見ながらっていうのが…。

KENTA:それはだいぶ癖(へき)が入っとるから(笑)。

FUJI:ヤバかよ(笑)。

KO-SHIN:じゃあ、書かないでください(苦笑)。

KENTA:FUJIくんはあれやじゃない、「パイの実」。

FUJI:美味しいですね(笑)。

KENTA:あと「アイスの実」。

ーー全部コンビニで買えちゃうやつですね(笑)。

FUJI:毎分毎秒食べられますね。

KENTA:で、太ってWANIMAクビになると。

FUJI:!!!!

ゾロになろうと思って髪を染めて、気合いを入れ直しました(KO-SHIN) 

ーーそんな『ONE PIECE』の映画最新作、劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』の主題歌をWANIMAが担当。最初にそのオファーを知らされたとき、皆さんどう思いましたか?

KENTA:ちょうど音楽番組のリハ中に聞いたんですけど、メンバーもスタッフも今までないぐらいの喜び具合でした。今まで口にはしてこなかったんですけど、「いつか『ONE PIECE』の主題歌の話がWANIMAに来てほしかな」とずっと想っていたので、ほんとにうれしかったです。しかも、僕たち初のアニメ主題歌担当がこのアニメ化20周年を記念した作品の主題歌ですから。

FUJI:格別でしたね。

ーーまず台本を読んでストーリーを把握したかと思います。今回の劇場版は率直な感想として、どう思いましたか?

FUJI:控えめに言って、最初からヤバイです。

KO-SHIN:いや、もう終始鳥肌モノでした。

KENTA:久しぶりじゃないですか、KO-SHINが髪を緑にしたのも。美容室に行ってゾロの写真を見せたそうですから。

KO-SHIN:この台本を読ませてもらったときから、やっぱりゾロになろうと思って髪を染めて、気合いを入れ直しました。

KENTA:あと、最初から出てくるキャラクターがすごすぎて、『ONE PIECE』とともに生きてきたファンの方はまばたきができないぐらい…いや、まばたきくらいはできるかな。

FUJI・KO-SHIN:(笑)。

KENTA:それと、スタッフさんに聞いたんですけど、有名キャラでも声が入ってない…。

FUJI:そうなんです。セリフのないキャラクターも細かく入っているので、1回観ただけじゃわからないと。

KENTA:2回、3回と観ても楽しいと思うし。あと、迫力がもう…。僕が台本を読んだだけでこれだけ頭にイメージが湧くので、初めて『ONE PIECE』に触れる方でもその迫力に圧倒されるんじゃないかなって思います。

ーー20周年ということで昔からのファンにはお祭り感もありつつ、今回の劇場版から『ONE PIECE』を知る方でも楽しめる作品じゃないかなと。

KENTA:はい!! それは僕も思いました。あたりまえかもしれないですけど全部本気なんです。キャラクターたちも本気だし、それを作るスタッフさんたちも本気。

ーー『ONE PIECE』はこれまで劇場版が10数作制作されてきましたが、劇場版ならではの魅力はどういうところにあると思いますか?

KENTA:今まで原作やアニメで観てきたキャラクターたち、スクリーンで大暴れするのは単純にアガりますよね。しかも原作にないオリジナルストーリーだったりするから、先が読めないというのもありますし。

FUJI:でも、実は原作とリンクしているところもたくさんあって、映画から入って原作を読んでみるとより面白いなと感じる人もいるでしょうし、原作から入った人も楽しめる内容になっていると思います。

“始まりの場所”で覚悟を決めて撮りたかった(KENTA) 

ーーで、『ONE PIECE』との初コラボということで、最新アーティスト写真もそれにちなんだものになっています。これ、最高ですね!!

KENTA:ありがとうございます。僕らも気に入っているんですけど、観た皆さんにもそう言ってもらえるとうれしいんです。僕らが“始まりの場所”と呼んでいる、初めてアーティスト写真を撮った場所があるんですけど、そこで再び撮影させてもらいました。

ーー壁には懸賞金が書かれたポスターがたくさん貼られていて、『ONE PIECE』のキャラクターに加えてWANIMAの皆さんも登場しています。

KENTA:キャラクターたちと並べる日が来るとは思っていなかったので、感慨深いですよね。

ーー皆さんにもしっかり懸賞金がかけられていますが、その数字にもちゃんと意味があるんですよね。

KENTA:はい。最初はルフィたちと肩を並べるぐらい高くしようと考えたんですけど、あまり高すぎるとファンの方から怒られそうだなと思ったので、ちょっと低く設定して(笑)。その数字を見てニヤッとしてもらえればうれしいです。

ーー皆さん、最初のチョッパーぐらいの金額ですし(笑)。KENTAくんの懸賞金のところだけ、FUJIくんの頭で隠れてますが。

KENTA:僕は誕生日にちなんで「413」って書いたんですけど、ちょっと弱かったのか、ドラムの人の頭で隠れてしまって。ちょうどよかったなと(笑)。

FUJI:すみません(笑)。

ーーそもそも、なぜ原点の場所で改めて撮影しようと思ったんですか?

KENTA:初めてアニメの主題歌をやらせていただくということで、“始まりの場所”で覚悟を決めて撮りたかったというのもあって。そういうところも感じてもらいたいです。

主題歌はこの曲しかありえない!! ってくらいマッチしている(FUJI) 

ーーその主題歌の「GONG」ですが、WANIMAらしさと映画のストーリーがリンクした作品だと思いました。映画を観終えたあとにこの曲を聴いたら、絶対にグッとくると思いますよ。

3人:ありがとうございます!!

ーー曲創りにあたって、映画のスタッフさんから何かリクエストはありましたか?

KENTA:監督さんとお逢いしたときに「WANIMAが思うカッコいい曲を」と言っていただいて。

FUJI:「WANIMAが思う『ONE PIECE』の主題歌」という話だったんですけど、それってすごくシンプルですけど難しいなと感じました。

KENTA:そのときに映画制作チームの方と初めてお会いしたんですけど、『ONE PIECE』のことが本当に大好きで、この作品に対する思いがめちゃめちゃ熱い方たちばかりで。そこで「主題歌を任されたってことはたくさんの人の想いも背負って唄わないかん」ってことに気づかされて、僕らもひとつギアが入りました。

ーー完成形までは何度か書き直したりも?

KENTA:そうですね。殴り合いまではいかないですけど(笑)、3人でもああでもない、こうでもないということで何度もセッションして。メロディも歌詞に関しては、キャラクターが頭の中を駆け巡っているのをイメージしたときに、いろんなメロディや言葉がどんどんつながっていって。『ONE PIECE』に出会わなかったらできなかった曲なのは間違いないですね。

FUJI:この映画の主題歌はこの曲しかありえない!! ってくらい、マッチしていると思います。

KO-SHIN:うん。形になったときに安心というか、「いける!!」って思いました。

KENTA:「出港できる!!」って?

KO-SHIN:そう。まだ歌詞が乗ってない状態で、スタジオでメロディを聴いた時点で確信に変わりました。これだったら『ONE PIECE』に恥じない曲になるって。

ーータイトルの「GONG」にはどういう意味が込められているんでしょう?

KENTA:タイトル案はいくつかあったんですけど、聴いた人にとって何かを始めるきっかけになればいいなと思ったのと、「GONG」っていう響きも意味合いもすごくいいなと思ったので、これに決めました。

ーー好きな作品に曲を提供するとなると、そのぶん思いも普段以上に強くなるんじゃないかと思うんです。と同時に、プレッシャーも多少なりともあったんじゃないかなと。

KENTA:プレッシャーがなかったといったら嘘になりますけど、あれですね、ずっとテスト前みたいな感覚でした。寝ても曲を創る夢を見てパッと目が覚めたり。でも、そういうこともちゃんと音と向き合っている証拠だし、さっきも言いましたけど関わっているチームとお会いしたときにひとつギアが入ったのもあって、徐々に不安要素はなくなっていった気がします。と同時に、30歳を超えてもこういう気持ちにさせてくれる『ONE PIECE』って、改めてすごいなとも思いました。

ーー実際、映画のスタッフさんが「GONG」を聴いたときのリアクションはいかがでしたか?

KENTA:「めちゃくちゃ涙しました!!」と言ってくださったスタッフさんもいて、『ONE PIECE』のことが大好きな熱い方ばかりなので、そこは信じていいのかなと。そういう声を聞くだけで「本当によかった!!」と思いますね。

キャラクターが僕の中で生きているんだなって実感できた(KENTA) 

ーーさらに、「GONG」のコーラスには麦わらの一味が参加しているという。

KENTA:そうなんです!!

FUJI:ヤバイですね。

KENTA:最後の〈見に行こう〉ってところからなんですけど、そこのパートを創っているときから麦わらの一味が一緒に〈HEY!〉と叫ぶイメージがあったので、やってくれたらいいなと思ってたところ、本当に参加してくれることになって。めちゃくちゃうれしかったです。

ーーちなみに、レコーディングには皆さん同席したんですか?

FUJI:残念ながら同席できなくて、あとから録音したものを聴かせてもらいました。もう、その場で何回もおかわりしました(笑)。

KENTA:その〈HEY!!〉だけで「あ、ルフィだ!! サンジだ、ゾロだ!!」ってわかったし、キャラクターが僕らの中で生きているんだなって実感できました。短いフレーズなのにすごく個性的ですし、ファンの方たちもいろんな楽しみ方ができるのかなと思います。

ーーそれこそ「あ、誰々の声だ!!」と見つけながら、何度もリピートして。どうなんですか、自分たちの曲に大好きな『ONE PIECE』のキャラクターが声を吹き込んでくれるというのは?

KENTA:いやあ、いまだに信じられないところもあるんですけど、すごく貴重な経験をさせてもらったなと。大きく言えば、財産だなって思います。

ーー早く大音量で聴いてほしいですよね。

KENTA:そうですね。たくさんの人に聴いてほしいですし、これをまたライブでファンの方たちと一緒になって唄いたいな、開催したいなっていうのもありますし。

ーーそこでまたファンの人たちの声が重なると、また違った感動が生まれそうですものね。

KENTA:そうなんですよね。早く披露するのが楽しみです!!

「近道をしないことが大切なんだ」と学んだ(KENTA) 

ーー今回のコラボを通して改めて学んだこと、気づかされたことって何かありましたか?

KENTA:ギターのKO-SHINは4歳から一緒で、そこからWANIMAは1から始まっていったので、そういうことを考えたらここまで来れたのはたくさんの人の力のおかげなんだなと。埋められないはずの場所を貸し切れたり、ありえない景色がみんなのおかげで観られて、いろんなライブも成功させられた。そういうことすべてが、諦めずに全力でやっていくという『ONE PIECE』の世界観につながるのかなって、今になって思います。

FUJI:やっぱり諦めないことは大事だと気づかされました。諦めないと、こういうことも叶うんだなと。これからもWANIMAは続いていきますけど、まだまだいろんなことにチャレンジして諦めずにやっていかなくちゃなって改めて思いました。

KO-SHIN:『ONE PIECE』って仲間とか信頼とか絆とかを大切にしている印象が僕は強くて。そこは僕らにも共通していて、そこを大事に、信じた道をまっすぐ突き進みたいとより強く思いました。

KENTA:僕たちも見た目でいったら黒ひげ海賊団のしたっぱみたいな感じですけど(笑)、でもファンの方たちとの信頼もそうですけど、そういうのは間違いなくあります。

ーーそれこそ、近道を選ばずに一歩一歩着実に進む麦わらの一味に、WANIMAが重なる気がするんですよ。

FUJI:そう言っていただけると嬉しいですね。

KENTA:僕も改めてこの映画の台本を読んで感じたんですけど、僕らも一つひとつのことを地道にやってきて、たくさんの人の協力があって音楽をやれていて。ライブハウスからホール、ドームまで、いろんなところを貸し切ってやれるというのは間違いなく僕ら3人だけの力じゃないですし、そこに対する感謝を忘れたくないなという気持ちが常にあります。台本を何度も読み返したときに、そういうつながりの大切さ、全力で諦めないという姿勢をまた改めて学ばせてもらいました。

ーーその話を聞いてからこの曲を聴き返すと、よりグッとくるものがありますね。

KENTA:ありがとうございます!!

ーー改めて、原作が始まってから20数年続いている『ONE PIECE』がこんなにもいろんな影響を与えてくれる、その魅力ってどういうところにあるんでしょうね?

FUJI:例えば、ルフィって「自分は自分ひとりじゃ海賊王になれない」みたいな弱さを見せるじゃないですか。そういう弱さを見せることで、周りの人たちも信用してついていくんだと思います。僕はそういう部分をこのコラボを経てまたさらに再確認できたし、自分ひとりの力じゃなくていろんな皆さんに助けられてWANIMAが成り立っているんだってことも再確認できた。そういう気づきを与えてくれるところが大きな魅力なんだと思いました。なので、これからもそういったことを肝に銘じながら、前に進んでいけたらと思います。

KENTA:『ONE PIECE』からの学びは今回の主題歌「GONG」にたくさん詰め込んだんですけど、やっぱりたくさん迷ったり悩んだりしても、最終的にそれがすべてプラスになってまっすぐド真ん中を進めるような気がする。そういう気づきを与えてくれるのは大きな魅力ですよね。ルフィも麦わらの一味もそうですけど、WANIMAもファンの方たちも、これからまだまだ旅は続くわけで、僕たちは音楽を通して皆さんの生活とつながっていけたらなと思っています。

ーー真ん中を堂々と進むことは、時にはキツさも伴います。そういうとき、KENTAくんの中で何を心の拠り所として乗り越えてきましたか?

KENTA:僕もステージだったりいろんなところでは明るくいたいと考えているんですけど、でも基本はわりとマイナス思考で心配性なんです。だから、そういうマイナス要素が晴れるようにと、地味なことでも繰り返し続けていくしかない、近道をしないことが大切なんだということもこの映画から学んだことですし、そういう姿勢を崩さずやっていきたいです。

ーーそう考えると、生きる上でのいろんな教えが詰まった教科書なのかもしれないですね。

KENTA:そうですね。音楽もそうなんですけど、僕らWANIMAはやっぱり経験したことしか唄えないし、音楽と向き合うことでしか熱いものは生まれないと思っているので。そういうところはブレずにやっていかないといけないなと思います。

ーーKO-SHINくんはいかがですか?

KENTA:KO-SHINは筋トレしかしてないから、年々脳のシワが減っていくという。「ツルツルの実」やな(笑)。

一同:(笑)。

KO-SHIN:あの、麦わらの一味ってひとりでも抜けたらダメだと思うんですけど、このWANIMAも一緒で。このクルーのうち誰かが抜けたら終わりという、それくらいの危機感を持って僕もやろうと思ってます。なので、普段持っているダンベルをもうひとつ増やそうかなと考えてます。

ーー「なので」って(笑)。

KENTA:僕とKO-SHINは離れることはないと思いますけど、ドラムの方はちょっと(笑)。

FUJI:2人に喰らいついていきます!!(笑)。

ーーこの3人あってこそからですからね、WANIMAは。

KENTA:そうですね(笑)。でも、『ONE PIECE』の主題歌をやれたので、そろそろメンバーチェンジかなとも思っているんですけど(笑)。

FUJI:メリー号のように燃えて海底に…(笑)。

ーーFUJIくんはメリー号だったんですか(笑)。

KENTA:フジー号ですね!!

一同:(笑)。

(取材・文=西廣智一)

■公開情報
劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』
8月9日(金)全国ロードショー
原作・監修:尾田栄一郎(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
監督:大塚隆史
脚本:冨岡淳広、大塚隆史
出演:田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、磯部勉
ゲスト声優:ユースケ・サンタマリア、指原莉乃、山里亮太(南海キャンディーズ)
主題歌:WANIMA「GONG」(unBORDE / ワーナーミュージック・ジャパン)
配給:東映
(c)尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会
公式サイト
公式Twitter

■リリース情報
『Summer Trap!!』
発売:2019年7月17日(水)
価格:¥1,400(税抜)
1. 夏のどこかへ
2. サンセットストリップ
3. GONG
4. Mom

WANIMAオフィシャルサイト

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