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「シシリアン・ゴースト・ストーリー」メイキング写真より、アントニオ・ピアッツァ(右)。

「シシリアン・ゴースト・ストーリー」監督が語る、少女の造形はある新聞写真から

ナタリー

18/11/30(金) 17:00

「シシリアン・ゴースト・ストーリー」より、監督の1人であるアントニオ・ピアッツァのコメントが到着した。

本作は1993年のイタリアで実際に起きた誘拐事件を題材にしたラブストーリー。シチリアの小さな村に住む13歳の少女ルナと、ある日突然失踪してしまった同級生の少年ジュゼッペの美しくも切ない恋を幻想的に描く。ユリア・イェドリコヴスカがルナ、ガエターノ・フェルナンデスがジュゼッペに扮した。ピアッツァはファビオ・グラッサドニアと共同で監督を務めている。

映画では周囲の大人たちが口をつぐむ中、ルナは懸命にジュゼッペの行方と失踪事件の真相を追う。ジュゼッペが実際に誘拐された少年をモデルにしている一方で、ルナは監督が想像したキャラクターだ。ピアッツァは「この事件を周囲の人々が見て見ぬふりをしていた中、ルナはそうしなかった人、声をあげた人の存在として必要になりました」と述懐する。

映画のリサーチをしていた際、事件の結末が明らかになったときのシチリアの新聞を読んだピアッツァ。「ジュゼッペの同級生がアンチマフィアのデモを行っている写真がありました。大きな旗を持ちデモの先頭に立っていたのが、2人の女の子でした。ルナの存在の手がかりが唯一あるとしたら、その写真の女の子たちで、それ以外はすべて想像の産物です」と明かす。そして「彼を愛した女の子の視点でこの物語を語りたかったのです」と続けた。

「狼は暗闇の天使」で知られ、20年来の仕事仲間であるピアッツァとグラッサドニア。ピアッツァは「毎回脚本を書くたびに、お前の顔なんてもう見たくないと思う瞬間があります」と対立しながらの制作過程を明かす。一方、撮影現場では調和を保っているそうで「すごく仲がいいんです。ファビオはアクティブでアドレナリンが高いタイプなので、俳優に手取り足取り演技指導します。私は、体力がなく腰が重いのでモニターの前に陣取って映像をチェックしています」と語った。

「シシリアン・ゴースト・ストーリー」は、12月22日より東京・新宿シネマカリテほか全国で順次ロードショー。

(c)2017 INDIGO FILM CRISTALDI PICS MACT PRODUCTIONS JPG FILMS VENTURA FILM

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